四国の渓流釣り 尺伝説 源頭前の尺あまご |
四国の渓流釣り |
高知東部水系 | 2003/4/19 |
時刻は、2時半を過ぎていた。いつもなら、釣りを止めて帰りの準備をする時間なのだが・・・・・今日の予定は、渓の源頭をつめ尾根筋に出て、尾根ルートを利用して車止めに帰還することになっていた。渓の流れも細くなって、もう、渓をかなりつめてきていると思うのだが・・・・昼前から降り出した小雨のおかげで、ガスが立ち込め上を見上げても山の様子が全く解らず、少々不安になる。 「少し飛ばして行きませんか?いいポイントだけを釣って・・・・」 「ちょっと勿体無いけど・・・了解」 それにしても、よく釣れる。流れが細くなり、普通なら大きいのから先に釣れるのだけど、魚の数が多すぎて大きいのが喰いつく前に小さいのがパクリと針掛り・・・ ・・(それでも6〜7寸クラス)あまり相手にしていると時間が過ぎるだけなので、439さんと二人、先を争うように、一人が釣っているときは、その横を走りながら交互に釣り上がった。そんな風に釣り上がっている時、たたみ3〜4畳の小さな淵、何の気なしに白泡の落込みに餌を入れる。目印がスーっと動いて、ガツン っとアタリが手元に伝わり、すかさず、小さく合わしをいれる。 「ヨシきた。今度は大きいぞ」 魚が落込みからジャンプしながら下へ走る。2m提灯仕掛けの4.5m竿が大きく曲がる。 「おおおぉーーー」 下から釣り上がってきた。439さん声が聞こえる。 「8寸は、あるでしょ?んっ9寸はあるかな?」 「でかい!でかい!尺あるんじゃない」 「尺は、ないでしょ?」 手前まで強引に引き寄せて、魚を確認する。 「尺あるかも・・・・・」 ちょっと、ビビったけど上顎に、バッチシ針が掛かっているのが見えて一安心、少々尺アマゴの引きを楽し もうと思ったのだが、提灯仕掛けなので、そうもしていられず強引に手前の砂利に引きずりあげた。 四国渓師会の検寸定規で計ると31.5cm立派な尺アマゴだった。 長く源流を彷徨いながら渓流釣りをしているが、こんな超源流域で尺物に出会ったのは初めての経験だ。 |
アマゴ ♀ 31.5cm たたみ3〜4畳の小渕、アタリは落込みの白泡の中 水深は深いところで30cmもない。 まさかこんなところで尺アマゴがでるとは・・・・こんな経験はない。 |
尺アマゴを釣り上げる前、小淵を通りかかったとき、淵の周りに、水中にミミズが絡み合っていた。おそらく数百匹はいただろうか?四国にしかいないという「かんたろう」とは、ちょっと違うような気がするが、長さは15〜25cm、あまり気持ちのいいものではなかったので写真に撮る気がしなかった。多分、ここのアマゴはこのミミズを餌にしているのだろう。 |
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尺アマゴ+尺岩魚 | ||||||
33.5cm ♀ 30.2cm ♀ |
02/04/06 | 那賀川水系 | ||||
岩魚は本筋、アマゴは淵尻から、この渓の主導権は完全に岩魚に移っているらしい。岩魚の口はアマゴより硬い。アタリがあってアマゴの調子で合わせると取り込むとき針外れすることがあるためいつもよりきつくあわせる様にしていた・・・・ |
紅葉アマゴ | ||||||
30.2cm ♂ | 01/09/22 | 高知の谷 | ||||
3段滝の最初の滝壷、落込みから離れた岩下に餌を沈めた。水量が多く流れが早かったのだが、餌がスーっと底に落ちて行ったのが解った。 「絶好のポイントだなぁ」 と思っていると小さなアタリあった。小さく合わせると穂先が曲がったまま・・・・ |
滝の主 | ||||||
30.4cm ♂ | 01/02/10 | 東予水系 | ||||
左支流から戻ってきて本流へ、正面に25mの大滝がある。滝の水深は、何かの大水で埋まってしまったのか意外と浅く1mより深いところはない。去年ここで釣ったのは5寸程度のチビアマゴが2匹あまり期待はできないと思った。それよりも滝上にある淵に魅力を感じていた・・・・ |
北日浦の大アマゴ | ||||||
30.4cm ♀ | 00/07/01 | 吉野川水系 | ||||
車道の終点から汗だくになりながら1時間強かけて渓の下降地点に到着、それから15分かけて渓に下降した。ゴルジュ帯の渓は日差しが届かずまだ薄暗いままだった。目的の滝上は、まだ、下流のため渓から10mほど離れた獣道を辿り滝上に向かった。ふと渓に目をやると絶好の淵・・・・ |
名古瀬谷支流のモンスター | ||||||
34.9cm ♀ | 96/07/28 | 東予水系 | ||||
下流部の取水の上の淵で40cmはあろうかとてつもなく大きい魚の影が淵の底で動いたような感覚あったためエサを流したが反応がない。そいつはもう一度底に現れたが何事もなく夢、幻と終わってしまった。この辺はニジマスを放流した噂を聞いていたため「ニジマス?」と思ったが・・・・ |
谷川支流のサビ尺 | ||||||
31.5cm ♂ | 95/02/11 | 東予水系 | ||||
その日は寒かった上流の渓を目指していたが道が凍結していたために断念して下流の支流へ、 本流から二又した後の橋から入渓 釣りの方も上々で同行の小政氏も8寸を釣り上げている。(小生はまだ) 小雪も降り出したため・・・・ |
吉野川源流の尺二本 | ||||||
31.5cm ♂ 30.0cm ♀ |
92/08/17 | 吉野川水系 | ||||
吉野川の最源流を釣るために、たかさんと白猪谷へ何度も道を迷いながら白猪林道の終点へ、この頃白猪林道は源流橋の手前までしか伸びていなかった・・・・ |