四国の渓流釣り 尺伝説
    
 紅葉アマゴ

四国の渓流釣り

2001/9/22
 3段滝の最初の滝壷、落込みから離れた岩下に餌を沈めた。水量が多く流れが早かったのだが、餌がスーっと底に落ちて行ったのが解った。 「絶好のポイントだなぁ」 と思っていると小さなアタリあった。小さく合わせると穂先が曲がったまま・・・・「シマッタ、根掛りかいな いい場所なのに勿体無いなぁ」と思い竿を立てようとすると竿先が引き込まれる。慌ててもう一度合わせる。竿は大きく弧を描いたまま滝壷の方へ少しずつ動いて行く。滝壷には木が横たわっていて、そこに入られると厄介だ。必死に耐える。動きは止まったが竿は大きく曲がったままだ。
 「どれ位の大きさだろうか?・・・・・」
 上流に行かないように竿を耐えていると、滝壷に逃げるのは諦めたのか今度は淵尻に走り始めた。淵尻も小さな落込みがあるから困る反対の方向へテンションをかける。まだ、姿を現さない。「なかなか、いい引きだなぁ」と引きを楽しんでいると手前に走り岩下に潜り込んで動かない。「シマッタ!岩穴に入ったのか?糸が切れるかも知れない
ヤバイな・・・・・・」竿を水面に近づけ斜めにテンションをかけ何とか岩から引き離すことに成功
 そこに、下流から上がってきた同行のリュウホウさん
 「すっすみません、網お願いします」
 「デッカイの?」
 「まだ、姿みてないから解らないけど・・・たぶん大きい・・・・」
 それから、1分ぐらいして魚が浮いてきた
 「おーーーデカイ。デッカイ。」
 そのまま、リュウホウさんに淵尻に立ちこんでいただき玉網で掬ってもらった。
 「尺あるんじゃない?」
 「丁度位かな・・・・・」
 検寸すると30.2cm 幅広の婚姻色が始まった雄の紅葉アマゴ
 その美しさにしばし見とれていた二人であった。

 
 アマゴ 30.2cm 307g
婚姻色の出た 雄アマゴ 渓のアマゴは綺麗だ
 
  左下の岩(上の岩)から小さなアタリがあった。
 
 「どうだい」
嬉嬉にあふれる瞬間


 尺伝説 バックナンバー

滝の主
30.4cm ♂  01/02/10 東予水系
左支流から戻ってきて本流へ、正面に25mの大滝がある。滝の水深は、何かの大水で埋まってしまったのか意外と浅く1mより深いところはない。去年ここで釣ったのは5寸程度のチビアマゴが2匹あまり期待はできないと思った。それよりも滝上にある淵に魅力を感じていた・・・・

北日浦の大アマゴ
30.4cm ♀  00/07/01 吉野川水系
車道の終点から汗だくになりながら1時間強かけて渓の下降地点に到着、それから15分かけて渓に下降した。ゴルジュ帯の渓は日差しが届かずまだ薄暗いままだった。目的の滝上は、まだ、下流のため渓から10mほど離れた獣道を辿り滝上に向かった。ふと渓に目をやると絶好の淵・・・・

名古瀬谷支流のモンスター
34.9cm ♀  96/07/28 東予水系
下流部の取水の上の淵で40cmはあろうかとてつもなく大きい魚の影が淵の底で動いたような感覚あったためエサを流したが反応がない。そいつはもう一度底に現れたが何事もなく夢、幻と終わってしまった。この辺はニジマスを放流した噂を聞いていたため「ニジマス?」と思ったが・・・・

谷川支流のサビ尺
31.5cm ♂  95/02/11 東予水系
その日は寒かった上流の渓を目指していたが道が凍結していたために断念して下流の支流へ、 本流から二又した後の橋から入渓 釣りの方も上々で同行の小政氏も8寸を釣り上げている。(小生はまだ) 小雪も降り出したため・・・・

吉野川源流の尺二本
31.5cm ♂
30.0cm ♀
 92/08/17 吉野川水系
吉野川の最源流を釣るために、たかさんと白猪谷へ何度も道を迷いながら白猪林道の終点へ、この頃白猪林道は源流橋の手前までしか伸びていなかった・・・・

谷川上流のプロローグ
30.0cm ♂  92/02/10 吉野川水系
前年の弟の結婚式で淳師匠に遭遇 後日、色々話を聞かせてもらううちに、「今までの釣りは何だったのか? 脳天から、足の指先までショックを受けた。 そんなこんなで、淳師匠に教わった準備できる装備と渓流釣りのイメージを頭の中に叩き込んで92年度解禁を迎えた・・・・

土器川の銀化
34.0cm ♀  90/09/30 讃岐水系
この頃、土器川はよく釣れた。まだできてなかったビレッジ美合の前、谷田から川奥にかけて、下福家川、真鈴川、川東の中流部、自宅から近いこともあり休日に雨が降り始めるとよく出かけた。現在のようなちんけな枯れ川ではなく水量も豊かだったように思う・・・・