四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2024年)
大水後の釣れない釣り |
四国の渓流釣り |
吉野川水系 2024/6/7 晴れ | スマホで見る |
前回の渓泊まりから久しぶりの釣行になった。 釣れない黄金週間明けは、雨でリセットされるまで待っていたところに、台風誘発の前線が通過して纏まった雨が降った。 「チョット、降り過ぎじゃん」と思いながらしばらく停滞・・・・ その後、地域の用事や降って湧いた野暮用で現在に至る。 |
1ヶ月間も渓歩きをしてないと脚力は鈍り少し身体を動かしただけで疲れてしまう難しい年頃。 「どうせ、下流は釣れないだろう」とパス、上林道に車を置き尾根伝いを下り、帰りに使っている林道が途切れる辺りから竿を出し遡行距離を短くする横着計画だ。 下り途中に出合う支流で竿を出して見た。 チビアマゴが寄ってきて遊んでくれてもいいのにアタリすらなかった。 |
林道が途切れた上には良淵が連続している。 いつもなら、仕掛けが着水した瞬間に喰ってくることが多いのに待てど暮らせど反応がない。 良淵と良淵の間、ここも大石手前のチョットした深みで実績はあるがアマゴが出たのは奥の石と石の間だった。アマゴが居着くポイントと言うより身を隠す場所のような気がする・・・・ アマゴ8寸前、夏はこのクラスでもいい引きをしてくれる。 |
この渓は青石谷 青石の岩壁と淵底に敷き詰められた青石で水面がコバルトブルーに輝く美しい渓、四国山地の北側にはこんな美しい渓が沢山ある。 300㎜の大雨が降ったのは10日前なのに水量が多い、山が豊かな証だ。 |
偶にしかアマゴは出てくれないが出る時のイメージは合っている。 |
5月は淡い色の若葉だったが随分と緑が濃くなってきた。 この渓の植生は概ね植林だが、渓沿いのにはある程度の幅で自然林を残っている。樹々の隙間を縫って谷筋に良い光が届いてくれるので写真の素材は事欠かない。 |
大滝の岩陰に隠れた奥からツンツンと小さなアタリがあるが針掛かりしない。貴重なアタリを逃すまいと粘っていたら大滝に似つかわしくないチビアマゴが針掛かりした。 これで、やっと片手の釣果・・・・釣れないなぁ。 たぶん黄金週間と関係ないだろうと思われる渓、砂地に足跡がないから大水が出てから誰も入っていないし、申し分のない水量なのに・・・・釣れない理由が見つからない。 |
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漸く8寸 急坂のゴーロ帯で8寸が出たことで3段の滝上に期待があったけど全然ダメだった。 上に車を置けば釣り終わりが楽でいいと思っていたが、釣れなくなっても車を置いた場所までは登らなくてはならないので非効率なこともある。 |
これだけ水量が有るのだから、水が溜まる場所さえあればアマゴが居着く筈なんだけど、水は重なり合った石の間を流れ落ちるだけで勿体ない。 確か、渓の傾斜が緩くなった場所に広い淵があってアマゴが泳いでいた記憶が残っているのだけど見つからない・・・・ガレの下に埋まってしまったのか? |
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ガレの発生場所 大雨が降る旅に土砂とガレが崩れ落ちる。葉っぱを付けた木が転がっているから最近も崩れたようだ。渓の際まで植林するとこうなってしまう。 青石谷の美しい渓をガレだらけにした責任は誰が取るのか?責任の有無が曖昧だから土砂崩れは放置され、何れ下流の集落が大災害に見舞われる可能性が高くなるのだと思う。 林道上の最源流も頭に入っていたが林道より上は砂防工事中で立ち入り禁止・・・・俺の知らない間に大きなエンテが3つ出来ていて最源流は絶望的だった。どうせ砂防エンテを作らなければならないのなら『林道下の崩落現場のガレを食い止めてくれよ』って思うのだがどうなんだろう。 |
遡行データ 2024/6/7 晴れ 吉野川水系(祖谷川) 遡行距離:3.0km 標高差:250m 釣果:7尾 最長寸:25.0cm |
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