四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2024年)
帰り道に自転車を持ち込んだ |
四国の渓流釣り |
東予水系 2024/4/19 晴れ | モバイルサイトはこちら |
納竿して尾根を登り、標高差550mの長い林道を辿り車止めに戻る。 概ね下りではあるが、一谷終えた後の足にはジワジワと堪えてくる。 林道越しに上の登山口近くまで、車道工事が伸びているのは知っていた。 今回は車道のてっぺんに自転車をデポし、標高差550mを一気に下ってやろうと云う計画だ。 |
帰り道に自転車を持ち込むことは何回かやっている。 単独で三嶺から剣山を縦走したとき、見ノ越-名頃間の下りはメチャ早くて楽チンだった。 失敗したのは大滝山からの下り、車の通行量が多い国道で登りの区間が何カ所かあって、 自転車をフラフラと漕ぎ上がることができず押し上がるには大きな荷物になった。 たぶん、今回は大丈夫だろう。 |
ダラダラとした登りを1時間歩き谷筋に下る。 この辺りから入渓すれば釣り上がる距離と納竿時間が丁度良い。 一投目、垂れ下がった蔓を避けピン飛ばしで仕掛けを入れたら蔓に絡まった。 これくらいなら、竿先で払えば何とかなる筈だったが 着水と同時にアマゴが食い付き、絡まった部分が締め上げられ宙ぶらりになった。 「全くもう、なんてことをしてくれるんや!!」 ラインを手繰り寄せ蔓をへし折りアマゴを取り込んだ。 「あれ?8寸あるじゃないの」 8寸あるなら許してやろうか。 上の淵でも同サイズが2尾・・・・「今日は、何か釣れそうやな。」 |
可なりの確率で9寸が釣れるサービスゲームのようなポイント 6寸と8寸が1尾ずつ・・・・チョット物足りないなぁ |
「まだ、上の滝から落ちてきてないのか?」 いつもは、パスすることが多い『蟻地獄の滝』に登ることにした。 なんが蟻地獄か?と云うと 滝に続く岩場の斜面に凹凸がなくてズルズル滑って気持ち悪い 四つん這いになり掌の摩擦抵抗を加えないと滑り落ちてしまう。 『蟻地獄の滝』はメチャ良い滝淵なんだけど・・・・やっぱり釣れなかった。 |
ここも通過するのが怖い滝 滝横の斜めになった狭いテラスを辿って高巻く 「やばいなぁ」と思ったところに岩のクラックと木の根っ子があってなんとか通過できる。 くの字に折り返し高巻くのが常だが以前は直進していた筈だったとルートを変えた。 意外に、置いた足場が安定していて『落ちる恐怖心』が和らげば何てことはなかった。 |
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山椿の多い谷 そこら中に椿の赤い花が落ちていて、初めは足で踏むのを憚っていたが多すぎて面倒になった。 家の椿はメジロの撮影場所だったがヒヨドリが来るようになってあっという間に散ってしまった。 ヒヨドリは重量オーバーなんだよね。 |
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滝の写真はスローシャッターで水の流れを滑らかにすることをヨシとしている。 逆に、ISO感度をあげ高速シャッターを切り水しぶきを止めると迫力が増す らしくない写真になると思いつつ、水しぶきが舞い上がっているシーンがあれば スローシャッターを撮り終えた後に何枚か高速シャッターを切っている。 滝撮影に限らず、明暗差を意識するのも大事なことだと思っている。 |
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里では疾っくに終わってしまった桜の季節 ここは標高が高いのか?谷筋にヤマサクラが残っていた。 新緑と淡い色合いがいい感じだ。 |
アタリに合わせを入れるとタメがあって中々浮いてこない。 「大物か?」 と思ったけど水面に姿を見せたアマゴは9寸に届かなかった。 水温が上がり餌に不自由がなくなったのか幅広で引きが強くなっているようだ。 |
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この渓で最も美しい風景の三段淵 なんで三段滝じゃないのか?は 1段目の滝の高さが低くて滝認定の3mに届いてないからだ。 大物の実績がある3段目は水流に勢いがあって岩場に飛び移ったら足を取られそうだったので 核心部を探れなかった。 |
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本日最大 またしても、9寸に届かなかった。 何でもない浅い淵なんだけど、落ち込みは二又の合流点になっているから侮ってはならない。 大物が掛かり、慌てふためいたこともあった。 |
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この渓1番の大滝、落ち込みの真下に木が倒れ込んでいた。 木の下にデカイのがいるのだろうと思いながら根掛かりになりそうで攻めきれない。 ここで、自転車を持ち込んだ時間の余裕分がなくなった。 原因は釣れすぎて、いつものペースが鈍ったせいだ。 足早に先を急がないといけないが大滝の高巻きがキツくてヘトヘトになった。 |
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8寸は釣れるのだけどなぁ 大物が出てくれない。 大物がでそうな有望な淵は後3つ・・・・ 久しぶりに釣果50尾を越えたし小さな場所はパスすることにした。 |
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最後の淵、8寸止まりだった。 大物は出なかったけど、久しぶりに釣りまくったなぁって感じがしている。 沢山釣れることを否定はしないが魚の扱いが雑になるなら愚の骨頂だと思う。 |
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予定外は尾根を登りきった所から自転車をデポした場所まで時間が掛かったことだった。 それから、下りっぱなしの15分、林道を歩くより1時間以上の短縮になった。 あまりスピードを上げすぎるとヘアピンカーブを曲がりきれないし落石を避けられない。 ブレーキレバーを握りっぱなしの15分は嫌になったけど足がボロボロにならずに済んだ。 標高差550m、長い下りの帰り道には自転車のデポが有効です。 |
遡行データ 2024/4/19 晴れ 東予水系 遡行距離:5.7km 自転車:6.0km 標高差:550m 釣果:56尾 最長寸:26.0cm |
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