四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2021年)
20年ぶりの渓 |
四国の渓流釣り |
吉野川水系 2021/4/8 晴れ | モバイルサイトはこちら |
20年ぶりに入る渓 釣行データによると過去3回入渓しているようだが何れも釣果は芳しくない・・・・20年もの長い間放置してきたのはこの釣果によるものだと思われるが渓相は悪くないと書かれていた。 何となく入りにくい渓、正面突破した方が良かったかも知れない。 |
渓の真ん中に大石を抱き込み巨木がそそり立っていた。ゴツゴツした樹皮が苔に覆われた姿は神が宿る場所のように思えた。 |
里山では新緑が顔を出し山萌える季節になってきたが標高が高い源流はモノトーンの世界が占めている。山桜に代わり山ツツジの鮮やかな色彩が目に付つくようになってきた。これからは日ごとに春色の源流に変わっていくだろう。 |
緩い渓のイメージしか残っていなかったがのっけからゴルジェの滝が構えていた。足場が悪くギリギリの巻きだったがお助けロープに助けられた。 |
2番目の滝の高巻き途中に3番目の滝が姿を現す 青々とした滝淵が気になって仕方が無く「どうやれば竿を出せるのか?」思考中 答えは簡単で高巻いた先に切れ間があって労せず竿を出すことができた。 |
4番目の滝 見事な窓を持ち斜めに滑り落ちる様が美しい、この滝は登りより窓の下りが怖い。 何れの滝も深淵を持ち如何にも大物が潜んでいそうなのだがアタリすら無かった。この釣れない渓は思いの外手強そうだ。 |
4つの滝を越えると渓は緩くなる。 短い区間なのに滝の高巻きに時間と労力を費やしたので長めの休憩を取った。 渓が緩くなるとそれぞれの淵は規模が小さくて浅くなるので期待度は下がり気味だったがまだボーズなので丁寧さに釣ろうと思い岩陰に身を隠したブラインドタッチ・・・・アタリがあって上に走られる強い引きの持ち主はスッキリした顔立ちが格好いい雄の8寸だった。 「ホッホー、居るじゃない!!」 |
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小規模ながら渓相はいい | |
魚影は薄いようでアタリは散発、アマゴの引きを忘れた頃に針掛かりする程度 | |
斜面の上に植林が見えてくるが渓の流れと距離があるので明るくて気持ちが良い。 | |
緩かった渓が少し傾斜増し小規模な滝が現れ始めた所で2尾目の8寸 コイツもスッキリした顔立ちが格好いい雄だった。 |
再び渓が緩くなりアタリが遠のいた。 朽ちた小屋が目に入り木に巻かれた赤テープ・・・・揺る尾根に続く帰り道があるのか? 8寸が2尾、つ抜けもしたことだし、ここで納竿するのもいいと思ったが水線を越えれば揺る尾根との距離が近くなるので釣りを続けることにした。 |
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源流釣りではよくあることだが帰り道を過ぎるとアマゴの魚信が戻ってきた。そして、本日最大が針掛かりした。 「何処から釣れ始めるのか?」 釣れなくても上流を目指していれば報われることもある。 |
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まだまだアマゴが居そうだが揺る尾根との距離が遠ざかるので納竿 | |
植林の斜面に取り付く 下から見たときはよく整備された植林に見えたのに中に入ると干ばつが放置されて直進できない。光が差しているところが稜線なのだが倒れた間伐を乗り越えたり潜ったりの障害物競走・・・・横へ横へと誘導され結局谷筋と境の支尾根を登らされることになった。 |
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揺る尾根に到達 標高差100mに満たないので楽勝の筈だったが思いの外時間が掛かってしまった。 |
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咲き誇る山ツツジを見ながら揺る尾根を下る。 快適な揺る尾根も最後は急斜面に変わる。残り30m赤テープの横道に誘われた。これが長い間使われていないザレザレのとんでもなく怖い道だった。このまま直進したんじゃ何れ転げ落ちるのも時間の問題のような気がしたので疎らに立木が生えている急斜面を無理矢理下った。尾根の急斜面をそのまま下った方がよっぽど安全だったような気がする。 なかなか面白い渓だった。 たぶん、20年ぶりの渓は2、3年に1度行く渓に昇格しそうだ。 |
遡行データ 2021/4/8 晴れ 遡行距離:5.6km 標高差:350m 吉野川水系 釣果:18尾 最長寸:26.5cm キープなし |
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