四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2017年度)
    
 支流の魚止釣査め

四国の渓流釣り

吉野川水系

2017/7/13 晴れ 

 長いダートを時間を掛けて走ってきた。
 大雨で轍ができ、地中の岩が露出しているような道はハスラーにとって荷が重い。
 最低地上高が普通の車より数センチのアドバンテージはあるけど、まだ数センチ足りない。
 その他は概ね満足なんだけどね。

 ダートの終点に着くと軽トラ、既に出発した後だった。
 まさかの展開、また長い時間を掛けてダートを下り別の渓変わる気力が湧かない。
 県外ナンバーだから仕事の車じゃない、第一こんなに早い時間なんだから・・・・。
 釣りか?登山か? 車の雰囲気からは『釣り』の雰囲気はなかった・・・・感である。
 「よし行こう!」と準備をはじめた。

 登山道と渓に下る道の分岐 足跡は渓に向かっていた。
 「やっぱ釣りかなぁ?」
 釣りにもいろいろある、毛鉤とかルアー・・・・
 相棒の源流テンカラ師が毛鉤を振った後、針掛かりさえしてなければ釣れる。
 むしろ、繰り返し毛鉤を打ち込むことによって魚の活性が上がる場合だってある。
 去年、源流で追いついてきたルアーマン、折角こんなところまで登って来たのだからと
 支流を釣っている間に最源流を先行してもらった、彼が釣った後でも釣りになった。

 渓まで下ってくると本流にベタベタの足跡、これは餌釣りの立ち位置 俺の感もあてにならない。
 しかし、水量が多いから時間さえ空ければなんとかなると思い 支流から釣りはじめた。
 
 平水だと本流に流れ込む水量が少なくて見向きもされない支流
 しかし、渓の善し悪しを判断するのは水量だけではない。
 深みのある淵が存在して、その中に身を隠すことができる場所があれば安定した住処になる。
 そして、釣り人に見向きもされないことで魚は大きくなる。

 写真のアマゴはムチャクチャ引いて上がってこなかった。
 これは大物かもと思っていたら胸びれにスレ掛かりしていた、そりゃ引くわ
 水量が出て誰か釣った後なのか?6寸止まり・・・・
 雨が降って水量が増え絶好の条件なんだけど3週目になってくればそれなりだ。 

 
 尺伝説 『新魚止めの尺アマゴ』へ

 15年前と同じ容姿を持った尺上、在来種の可能性を広げるには十分の材料が揃っていた。
 毎年、この支流に入っているがこの手のアマゴは見たことはない。
 大水が出れば本流から上ることも考えられるが岩魚のように積極的に上流を目指す魚ではない。
 だとしたら、上流から落ちて来たのか?
 連爆より上は魚止め下流より渓相がいい、深みを持った淵が沢山ある。
 過去、何度か連爆を越えて釣査したことがあるがアマゴは居なかった。

 地図を取り出して確認してみる。
 渓が3つに別れて散る前までならアマゴが居てもおかしくない。
 時間もあることだし、徹底的に源流を詰めて在来種の釣査をしてみようか。

 渓の斜面は広葉樹の大木が立ち雰囲気は最高
落ち込みに続く深みを持った淵が沢山ある。
 
渓が3つに別れる場所
これより先は、水量が3等分し傾斜が上がり落ち込みと淵はなくなる。
残念ながらアマゴは居なかった。(期待させてゴメンなさい)
下で釣ったアマゴをここに持ち上げれば凄いことになりそうだ。

 
本流に戻って竿を出す。
餌にアマゴがよってくるけど咥えようとしない。
尺上と釣ったことだし早めと途中撤退となった。

 
釣果:7尾 最大31.0cm キープ1 
遡行距離5.2km 標高差200m
 


 渓流釣り遡行記(2017) バックナンバー

梅雨の渓流釣り
7月8日  愛媛の渓流 吉野川水系
釣果27尾 最大28.0cm 遡行距離10.3km 標高差310m
梅雨が明けるのが待ち遠しい

雨に追われて源流へ
7月1日  徳島の渓流 吉野川水系
釣果13尾 最大22.0cm 遡行距離8.7km 標高差300m
遠征の予定だったが雨に追われて近場の源流に戻って来た。

雨に誘われて渓流へ
6月22日  徳島の渓流 吉野川水系
釣果21尾 最大28.0cm 遡行距離9.5km 標高差300m
空梅らしくなってきました。湿気に満ちた渓は気持ちがいい

空梅雨 原生林の渓に感謝
6月17日  高知の渓流 物部川水系
釣果22尾 最大25.0cm 遡行距離16.0km 標高差480m
空梅雨で渇水気味 原生林の渓なら何とかなる。

梅雨入り 渇水の予感
6月10日  愛媛の渓流 吉野川水系
釣果9尾 最大22.0cm 遡行距離15.2km 標高差420m
四国は梅雨入りとなったが雨が降らず渇水の予感

ブナ原生林の最源流
5月28日  愛媛の渓流 仁淀川水系
釣果6尾 最大18.0cm 遡行距離13.7km 標高差400m
釣れないことを気にしなかったら四国でこれ以上の渓はない。ブナの原生林をピークまで詰めてきました。

初めての渓泊まり  2日目 YouTubeリンク
YouTube 四国の渓流釣り 尺岩魚取り込みシーン
5月20日  愛媛の渓流 東予水系
釣果36尾 最大29.0cm 遡行距離9.0km 標高差550m
初めての渓泊まり、結構シンドかったけど充実した2日間だった、癖になりそうな感じです。