四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2015年度)
    
夏の渓流
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吉野川水系

2015/7/15 晴れ/雨

 だいぶ足の調子が良くなってきた。
 アプローチが長く厳しい渓で、どれ程のものか確かめてみようと思うようになった。
 釣り初めまでに標高差500m以上、2時間強の道のり・・・・

 車止めの気温が23℃、だんだん気温が上がっているが標高が上がっているから気温は20℃前後
 前日は雨だったようで湿気を含んだ空気が気持ちいい。
 1時間、標高差300mも登ると汗が滲んできたので少し休憩をとる。
 石を変な踏み方をしなければ足の痛みはない。
 変な踏み方をしたとしても我慢できる痛みのようだ。

 予定通り2時間強で渓の下降場所に着いた。30m程下降してから釣りを始める。
 少し太股辺りに張りがあるものの足は元気なので一安心
 しかし、水が冷たい・・・・長く水に浸かっていると足の感覚が無くなりそうだ。
 できるだけ水に浸からず岩の上から竿を出すようにする。
 夏の渓流は、樹木の葉に覆われて影になる。渇水になら無い限り涼しくて気持ちが良い。
 渓筋を離れて、高巻きや尾根道を歩いている時は最悪なんだけどねぇ。

平地は、ここ2、3日雨が降らず猛暑日が続いているのに、
渓は水量が多くアマゴの活性が高い。
釣り始めて30分もしないうちに8寸(24cm)が出る。

小物が喰い損じた餌を8寸が横取りして咥えた。
水が澄んで、淵が浅いとアマゴが餌を咥えるのを見て合わせを入れるので確実
アマゴ8寸(26.5cm)
この渓のアマゴは細身だが尾が長い
如何にも『泳ぐのが上手』って感じで細身でも引きが強い。
泳ぎが下手なアマゴっているのかなぁ

 2段滝の上段、水流が激しいので大錘を足して白泡の中に仕掛けを沈める。
アタリがあって竿先が水面に引き込まれた。
竿は大きく曲がったまま、それでもグングンと引き滝壺のを自由に泳ぎ回られる。
「大物か?」時間をかけ引き寄せてみるとエラにスレ掛かりした8寸(24cm)だった。

源流部最大の滝(15m)  滝壺はない

もう少しで魚止めの滝・・・・流れが細くなってきた。
小さな水溜まりで8寸(24cm)がでる。
まだまだ、油断できない。

尺伝説 「記録更新 最高所の尺上」に続く

尺上が出たので上流を探ってみる。
如何にもって滝をいくつかやってみるが反応なし。
やはり、尺が出た滝が魚止めだった。

久々の数釣り
一応、釣果の目標は20尾以上+8寸以上1尾なんだけど
最近、どうも20尾に届かない日が多い
「源流を楽しんでアマゴの姿が見ることができればいい」と負け惜しみを言っているだけど
数が釣れれば楽しいし、大物が出れば嬉しい。
そして、魚止めの大物は最高所の尺上という
源流を彷徨う渓師にとって最高の形容詞まで付いた。


釣果:51尾 最大30.4cm キープ1 
遡行距離11.7km 標高差770m
 


 渓流釣り遡行記(2015) バックナンバー

忘れ物
7月 9日  高知の渓流 物部川水系
釣果:15尾 最大25.0cm 遡行距離:13.8km 標高差:310m
 リュックとヘルメットを忘れた。さて、どうなるか

梅雨の釣り
7月 5日  高知の渓流 吉野川水系
釣果:11尾 最大31.0cm 遡行距離:19.8km 標高差:400m
 梅雨の時期 雨がどんな風に降るのか見極めるのは難しい

17年ぶりの渓
6月 30日  愛媛の渓流 吉野川水系
釣果:17尾 最大22.0cm 遡行距離:12.5km 標高差:380m
 17年ぶりに入る渓 記憶とはいい加減な物です。

釣れないパターン
6月 25日  徳島の渓流 吉野川水系 
釣果:18尾 最大29.5cm 遡行距離:13.6km 標高差:540m
 釣れないパターンに陥りましたが何とか帳尻が合いました

カモシカに笑われる
6月 20日  徳島の渓流 吉野川水系
釣果:19尾 最大22.0cm 遡行距離:10.1km 標高差:480m
 やっとの事で小ピークに立つとカモシカに笑われました

長いダートの渓
6月 14日  高知の渓流 吉野川水系
釣果:20尾 最大24.5cm 遡行距離:13.7km 標高差:200m
 長いダートの奥にある渓

苔生す渓
6月 10日  愛媛の渓流 吉野川水系
釣果:23尾 最大30.2cm 遡行距離:10.0km 標高差:300m
 岩や木の幹に生えた苔が濃く緑々に覆い尽くされた渓