四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2015年度)
    
梅雨の釣り
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吉野川水系

2015/7/5 雨/曇り

 週の初めに100㎜、昨日から20~30㎜ いい感じで梅雨の雨が降っている。天気予報は日付が変われば回復傾向になっていたが出発時点になっても、まだ雨が降り続いていた。目的の渓は決まっているが増水していたらどうしようかと心配になる。雨が降ったら釣れる渓・増水しても釣りになる渓の名前を挙げてみるがどの渓も決め手に欠ける。
 車で1時間少々走っていると雨が本降りになって来た。目的の渓までは、まだ2時間弱もかかる。これから2時間走って濁流だったら・・・・。
 梅雨前線は高知の南海上にあるから北の渓なら雨も少ないだろうと目的の渓を変更した。梅雨のこの時期、雨の降り方を見極めるのは難しい。

 変更した渓の車止めに到着した。水が流れるいい音がしているが濁流ではなさそうだ。
 空が薄明るくなってから渓を覗き込むと普段の倍くらいの流れ、白泡が立っているが大したことはない。雨も小康状態になりベストコンディションのようだ。

 車止め付近は水量が多いので、渓沿いの林道を30分歩いて支流から釣りはじめることにした。
 支流は、大水が出たのだろうか?以前来た時よりも、かなり荒れていた。
 大滝を高巻いて緩くなった場所を釣り上がるがアマゴの反応はイマイチでした。
 左支流が流れ込む少し上で納竿した。

本流に戻る。

 水量が多く、雨で釣り人の気配が消えるベストコンディションの状態であっても、本流の大滝まではアマゴの反応が悪い。大場所、落ち込み、いい感じの淵があるのに・・・・何故なのか?
 放流量が少ない・釣り人が多い・釣りやすい・餌となる川虫が少ない・専門家がいるなどの要因が考えられるが答えはわからない。

 大滝を越えると8寸(25cm)が釣れた。
 1枚岩の川床で渓相も良くなり、歩くと気持ちいい。

尺伝説 「簡単に上がった尺アマゴ」に続く

雨は上がったが霧に覆われて肌寒くて暗い
暗くなると目印が見えず、竿先と手元に伝わる魚心に頼るしかない
滝上からアマゴが出だしたが忘れた頃にポツリポツリと散発的だった。

村兆さんが釣ったアマゴ8寸(24cm)

この渓の特徴を持つアマゴが釣れなかった。
釣れないだけで何処かに姿を隠しているのか?
代わりに朱点が多いアマゴが釣れた。
1尾だけだったので、卵放流なのか放流魚に混じっていたのかは判らない。
何れにせよ渓の特徴を持つ在来種が消えていくのは残念でならない。

納竿場所
本流の上流も荒れていた。
ナメだった場所に角のある岩が重なり浮き石が多かった。
渓流釣りは、どうしても雨を期待してしまうが渓を壊してしまうような雨はいらない。


釣果:11尾 最大31.0cm キープ1 
遡行距離19.8km 標高差400m
 


 渓流釣り遡行記(2015) バックナンバー

17年ぶりの渓
6月 30日  愛媛の渓流 吉野川水系
釣果:17尾 最大22.0cm 遡行距離:12.5km 標高差:380m
 17年ぶりに入る渓 記憶とはいい加減な物です。

釣れないパターン
6月 25日  徳島の渓流 吉野川水系 
釣果:18尾 最大29.5cm 遡行距離:13.6km 標高差:540m
 釣れないパターンに陥りましたが何とか帳尻が合いました

カモシカに笑われる
6月 20日  徳島の渓流 吉野川水系
釣果:19尾 最大22.0cm 遡行距離:10.1km 標高差:480m
 やっとの事で小ピークに立つとカモシカに笑われました

長いダートの渓
6月 14日  高知の渓流 吉野川水系
釣果:20尾 最大24.5cm 遡行距離:13.7km 標高差:200m
 長いダートの奥にある渓

苔生す渓
6月 10日  愛媛の渓流 吉野川水系
釣果:23尾 最大30.2cm 遡行距離:10.0km 標高差:300m
 岩や木の幹に生えた苔が濃く緑々に覆い尽くされた渓

アプローチに苦労した 新規開拓
6月 4日  高知の渓流 仁淀川水系 
釣果:22尾 最大27.5cm 遡行距離:20.9km 標高差:530m
 アクセスルートに苦労して達成感が残る渓でした。

四万十川 原生林の渓
5月 26日  高知の渓流 四万十川水系
釣果:20尾 最大24cm 遡行距離:11.5km 標高差:250m
 四万十川 原生林の渓に遠征しました。