四国の渓流釣り 渓の雑学
    
見釣りは面白い

四国の渓流釣り

  『見える魚は釣れない』と云う格言
 こちらから見えているなら向こうからも見えている。
 正真正銘の魚眼なんだから、水面を透してかなりの広範囲が見えているらしい。
 見られてしまったら警戒心を抱き捕食行動に移らないことが多い
 「スレてやがる」なんて吐き捨てながら次のポイントに移動するしかない。

 源流に入ると浅い淵に魚が浮いていることがある。
 魚からこちらが見えるはずなのに気にする素振りはない。
 外敵に襲われる心配よりも捕食行動を優先して餌が流れてくる前方しか見ていない。
 こんなシーンでは釣れる確率が高くなる。
 さらに、釣れる確率を上げるために『見釣り』と云う釣り方がある。
 魚が餌を喰ったのを見て反転した瞬間に合わせを入れる。
 目印とか穂先のアタリで合わせを入れるのとは違い、ダイレクトなやり取りが面白い。
 
 問題は餌を何処に落とすかだ
 ・目の前に落とすのも態とらしくて怪しまれる。
 ・魚の後ろに落とす
   後ろに餌が落ちると反射的に捕食行動に移り、怪しまれる時間が少ない論理だ。
   魚が後ろを向くので目と目が合ってしまう。一発で掛けないと次のチャンスはない。
 ・落ち込み中なら流す
   魚が餌を追って落ち込みに入ると見釣りという観点から離れてしまうので面白くない。
 ・1~2m先の流れに載せる
   魚の捕食行動を見ながら餌を喰って反転した瞬間に合わせを入れる。
   空合わせになったとしても針掛かりさえしていなければ何度でもアタックしてくる。
   もし、落ち込みの中に大物が隠れていたら、淵の中の異様さに誘発されて出てくることもある。
 


 渓の雑学 バックナンバー

赤テープに騙される
2014/10/29 

エスケープルートは広い尾根に出た。
踏み跡は明確ではないが薄らとした道が続いていた。広いバカ尾根はどんな風に尾根が別れるのか分かりづらい・・・・エスケープルートに入る前に地図を確認した。同じ大きさの尾根が左右に分かれるところがあるのは確認済み。本来のルートは左、右は途中でいくつもの尾根に別れてなくなるから「右尾根に足を踏み入れてはいけない」と・・・・・

四国の水系分類
2014/04/21 

四国の水系を分類するには、一級大河川を念頭に置くとわかりやすくなる。
あくまでも個人的分類だが
  吉野川水系、仁淀川水系、四万十川水系、物部川水系
  肱川水系、那賀川水系 
 プラス→東予水系、高知東部水系、徳島南部水系
  その他アマゴが棲んで居そうな渓流

四国の渓流釣り用語集
2011/04/09 

四国の渓流釣りで使っている渓流釣り用語について説明しています。

遡行管理方法
2004/10/16 

 遡行データは、要点をまとめてデータベースにするといいでしょう。日付・天候・水系名・川渓名・同行者・釣果・地形図名・・・・・・2、300貯まってくれば、並び替えをするだけでも楽しくなりますよ

 私の遡行管理方法について紹介します。


四国の岩魚
2004/3/22 

四国にも岩魚が生息する。私が確認しているだけでも、本川村、加茂川の上流部、嶺北、穴吹川上流 、貞光川の一部、祖谷川源流部など・・・・・しかし、本来四国はアマゴ域、岩魚は生息していないはずである。では、何故か?・・・・

2001年度総括
2001/12/02 

 最近、昔からの相棒に見放され、一人で入渓することが多かった私の渓流釣りだが、今年の初めに『四国渓師会』という渓流釣りクラブを開いたこともあり、多くの方々と入渓することに恵まれた。一人で自由気ままに渓を遡行し釣りをするのもいいが、同行者と共に渓を語り、釣果を喜び合い、助け合いながらきつい遡行をして、とにかく楽し釣りができました。