渓の回想録 2000年〜2007年 行く度に何かが起こる渓谷 高知の谷(R439さん記) |
![]() 四国の渓流釣り |
源流部へは町の中心部から川沿いに1時間30分ほど車で遡って行かなくてはならない、最後に渓流が2つに分かれて斜度を増し、源流部は支流が多い渓谷へと変貌する。 その日は単独釣行であった、左支流の無名谷へ入渓するため集落入り口の三叉路を左へ車を進める。林道はダートに変り暗い素掘りのトンネルを抜けると遥か下方に渓谷の流れる音がする。 |
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本流出合から釣り上がり、使われなくなった森林軌道の橋を潜る、苔蒸した渓は水量豊富で小滝の連続であった。 |
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魚影は薄いがそこそこの数がでたところで9寸をゲット、まだまだ上流にも魚は居そうだ、魚影に誘われるまま竿を降り続け小滝を越えて行った。 思ったより早い撤退だった、朝来た林道を引き返す、木材搬出現場は片付いていた、トンネルを抜けて三叉路へ着いた時「もう少しだけ釣りたいな」と思い始めた。 三叉路を過ぎて右支流沿いの集落下を通過していると、ナンバープレートが付いた車が停めてあった、あぁこれは木材搬出作業員の車やな、泊り込みで作業しているのだろうか?。 |
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適当な広場に車を停めて谷音を聞くと直下に瀬の音がする、早速植林を駆け下ってみると美味しそうな谷が続いているではないか・・・。 車へ帰還した頃は完全に帳が降りていた。泣いても問題は解決しないので、針が刺さったままとりあえず家に帰るしかない。この水系特有のクネクネの道、ハンドルを右に左に切り返すと時折針が何所かに触ってその度に激痛が走る「ギィエーーーーッ(TT)」。
翌日は出勤だったので痺れた指先を庇いながら車で出社した、事務所前の外科病院の受付けへ行くと「どうされました?」と聞かれた。「釣りをしていて針が刺さりました、反しが付いているので外せません」と返事すると、「それでは外科で処置しましょうね、4階に上がってください」と言われた。 |
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写真byかいちょ |
大滝の渕に立ち込んで釣っている会長に声をかけるが聞こえていないようだ、傍らに古い祠があった、会長が竿を仕舞い「なんだか怖い感じやな」と言った、確かにそんな感じでなんだか寒気がする、とても長居をする気になれず急いだ高巻きになった。 両斜面は切り立った所が多いので谷通しかと考えたが、あの祠のある大滝を通過するのは嫌な感じだったので250m上にある尾根に取り付いて尾根筋を撤退することにした。 一週間後、まだ懲りない二人は3本上流の源流へ入渓した、前回足の痙攣に耐えながらも尾根から眺めたこの渓が気になって、次ぎの釣行計画を練っていたのである。 |
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写真byかいちょ |
そんなことを考えながら上流を目指していると右岸に苔生した石積みの森林軌道跡を発見した、どうやら帰り道は確保できたようである。 |
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写真byかいちょ |
いくら釣ってもなんぼでも魚が出て限が無いので、魚止めを見ずに納竿することになった。 思ったより早く終わったので、指を釣った支流の源流へ様子を見に行き、山越えで朝来た道とは反対側から帰ることにした。 後日、会長と三叉路で見た女性の話しになった、「会長、あの日三叉路で確かに赤いワンピース見たよね」、「いんやー、白地に黒い水玉やったんと違う・・・ははは」・・・やって。 そして次の年、この渓谷の本流筋を遡行したとき大滝に拒まれて諦めて短い別支流へ再入渓した時、山鳥の飛び立つ音に驚いて足元を木に取られ、頭から谷へ落ちて顔面をしこたま打ってしまった。 |
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写真byかいちょ |
釣果:忘れた |
二度と行きたくない渓 | ||||||
97/03/01 安田川支流 長滝川 | ||||||
退渓の距離と時間を読み違えた。 陽が沈んでいく中、休憩も取らずに歩き続けるのは苦しい |
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最悪のエスケープルート | |||||
98/02/01 W渓 | ||||||
渓通しで帰るか、別ルートを取るか このときの判断は間違っていなかったと思う |
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妖精の棲む渓 | |||||
98/09/23 秘渓A沢 | ||||||
渓朱点が多い綺麗なアマゴが棲む渓だった 今思えば、卵放流のアマゴではないかと思うが果たしてどうなのか? |
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巨木の森にあった池 | |||||
高知の谷(R439さん記) | ||||||
この谷へは他の釣人も幾度か入渓して北の旧林道跡を使って撤退している、皆一様に「キツくて危険な撤退だった」と言うので、今回は南尾根を使って最初の滝群を高巻く事にした、南尾根の二又下から源流二又の・・・・ |
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照明の無い峠のトンネル | |||||
91/03/17 吉野川支流(R439さん記) | ||||||
前日の囲炉裏宴会の疲れで出遅れてしまい車1台で県境を越えてS川支流へ入ったのが午前9:30だった。 釣行計画は、二又から左支流を私が1人で釣り上がり、トンネル下の渕・・・・ |