四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2025年) 

   最終釣行2025


四国の渓流釣り

吉野川水系   2025/9/30  晴れ 四国の渓流釣りモバイルモバイルサイトはこちら
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空が少し白んできたけど、まだ真っ暗な林道を目的の渓に向かい車を走らせている。
3日前のダメージが足に残っていたが、昨日は『最終日釣行に行く』方向で動いていた。
まぁ、膝や足首に痛みがないので、歩きはじめれば痛みは馴染んでくるだろうと思っているものの、無理をしたら後々堪えてくる年頃・・・・何処でエスケープできるかは頭の片隅に止めている。
最初の釣れない連瀑
林道から高巻いてパスしてもいいと考えていたが、この渓一番の渓谷美を無視できなかった。
釣ることだけに執着して源流を目指す釣り人には理解できないだろうが、源流には釣り以外の楽しみ方が沢山あって途中の過程を含めた全てが源流釣りと云う遊びなのだ。


釣れない連瀑の中で安定してアマゴが出てくれるようになった大淵
全く釣れなかった数年前のことを考えれば連瀑にアマゴが戻って来ているのは確かなのだが、他の滝淵にも分散して欲しいな。
連瀑を越えた場所の如何にもって雰囲気のある長渕
足下から奥の落ち込みに向かって黒い影が走り去った。
「今のは結構デカかったなぁ~」
朝っぱらから冷たい水。。。。膝上まで立ち込んで竿を伸ばしてみたが5寸が2尾
「はじめから奥に居てくれたら一発なんだけどね」
狭いゴルジュに跨がった倒木
10年以上、あのまんまなんだけど朽ちて落ちる気配はない。

狭い渓筋には大きな倒木が渓を塞いでいる。
靴底がフェルトの頃はツルツル滑って危ないので高巻くことが多かったけど、スパイクフェルトに変えてからスパイクが木に食い込んでくれるので倒木の上を歩けるようになり遡行が随分楽になった。
渓の幅が広がり浅瀬が続く区間
いつもならチビ助が入れ掛かりになるのにアマゴの姿が全く見えない。
大水が出て流されたのなら下流は魚影が濃くなるのにそれもなかった。

何年か前に斜面が崩れた場所
斜面にオーバーハングして残った岩が今にも落ちてきそうで足早に通り過ぎていた。
もう崩れるものはなくなったし、大岩の隙間が泥に埋まり歩きやすくなった。
渓は常に変化している。


二股までやってきた。
正面の大滝を越えれば渓通しで引き返すのが難儀になる。
引き返すかどうかは滝下を釣ってから考えようか?
浅くなった滝壺で掛けた。
滝の水流に逆らって取り込んだものだから竿が大きく曲がる。
もっとデカいと思っていたけど8寸に少し足りなかった。
まぁ、このサイズが釣れれば概ね満足なのだがね。
大滝を越えて最現流に入ることにした。
大滝上で渓飯にする。
最近、釣りに行くときは山神さまが弁当を作ってくれる。
愛妻弁当???「否、なんか魂胆があるに違いない。」
源流部に入ると深みのある淵が増えて渓相が良くなる。
滝からの流れの本筋が通る壁際で掛けた。
なかなかの強い引きが楽しくて時間をかけて取り込んだ。
このサイズで顎曲がりの婚姻色が出はじめた秋アマゴって感じの8寸オーバーだった。
どうも魚影を確認できない・・・・魚止めが下がってしまったのか?
アタリのない遡行が続き、大岩に隠れた浅淵で漸く7寸を掛けた。

その上流に倒木が積み重なり渓を塞いだ淵にチビアマゴが溜まっている場所があったのだが倒木の決壊で種淵がなくなっていた。
「魚止めの下がった原因はこれなのだろう。」
如何に種沢の存在が大事なのか?漁協が放流しない源流では種沢を絶やしてはならないのか?が解る事例である。
最現流部は一枚岩のナメが続く
10年以上前にアマゴの姿を見たことがあるが現在はもう居ない。
竿を仕舞い気持ちのいいナメの遡行を続けた。
目的は上流にある2段の滝を写真に収めることだ。
たいした大きさではないが源流の風景に馴染んでいるところが大好きな滝です。
最源流をここまで詰めると流石に帰り道が長くなる。
急斜面を3、40m登ると植林の林道と出合うがダラダラとした登りが続く
ブナの尾根で一休み、ここからやっと下りになる。
納竿から車止めまで2時間少々・・・・軟弱足はなんとか持ったが明日からしばらくは筋肉痛だろう。

これにて2025シーズンは納竿です。
四国の渓流釣りに訪れてくださった皆様、お付き合いありがとうございます。
来年も元気だったら、また会いましょう。
では、では

遡行データ
  2025/9/30  晴れ  吉野川水系
  遡行距離:6.5km 標高差:340m 
  釣果:21尾 最長寸:25.0cm
 キープ:なし


渓流釣り遡行記 バックナンバー

納竿?キャンプ釣行
2025/9/27 晴れ 吉野川水系 
釣果:13尾 最長寸:26.0cm キープなし
遡行距離:3.6km 標高差:200m
納竿?キャンプ釣行

納涼キャンプ釣行
2025/7/22 晴れ 吉野川水系 新規開拓
釣果:51尾(岩魚) 最長寸:28.0cm キープなし
遡行距離:5.0km 標高差:300m
納涼キャンプ釣行の岩魚釣り

青石谷の最源流
2025/7/3 晴れ 吉野川水系
釣果:14尾 最長寸:26.0cm キープなし
遡行距離:4.1km 標高差:370m
青石谷の最源流の近況を釣査した

岩魚釣り
2025/6/18 晴れ 吉野川水系
釣果:9尾 最長寸:28.0cm キープなし
遡行距離:3.6km 標高差:300m
膝を痛めてからの復帰釣行

キャンプ釣行2 面河
2025/5/14 晴れ 仁淀川水系 新規開拓
釣果:13尾 最長寸:25.0cm キープなし
遡行距離:2.8km 標高差:150m
釣りと石鎚の写真撮影を兼ねたキャンプ釣行Part2

黄金週間 キャンプ釣行
2025/5/5 晴れ 物部川水系 新規開拓
釣果:10尾 最長寸:23.0cm キープなし
遡行距離:5.0km 標高差:400m
源流釣りと野営宴会は最高の組合せだ

ヤマザクラの谷を辿る
2025/4/24 晴れ 那賀川水系 
釣果:25尾 最長寸:29.3cm キープなし
遡行距離:3.9km 標高差:310m
ヤマザクラに導かれ最源流を詰めてきた

四半世紀ぶりの谷
2025/4/11 晴れ 吉野川水系 
釣果:12尾 最長寸:26.0cm キープなし
遡行距離:5.0km 標高差:300m
四半世紀ぶりの谷に連れて行ってもらった。

新竿のテスト釣行
2025/4/6 晴れ 東予水系 
釣果:25尾 最長寸:30.5cm キープ2尾
遡行距離:3.5km 標高差:270m
今シーズン3尾目の尺上、好調さが続いて欲しいね。
7寸・8寸・9寸・10寸のサイクルヒット達成

春日和の源流釣り
2025/3/26 晴れ 吉野川水系 
釣果:26尾 最長寸:26.0cm キープなし
遡行距離:7.8km 標高差:340m
春日より、暖かくなったね

また、寒の戻りだ
2025/3/21 晴れ 吉野川水系 
釣果:38尾 最長寸:27.0cm キープなし
遡行距離:5.3km 標高差:300m
寒の戻り3日後の釣り

3月の源流釣り
2025/3/14 快晴 吉野川水系 
釣果:16尾 最長寸:30.3cm キープなし
遡行距離:6.6km 標高差:450m
今シーズン2尾目の尺上 狙い通りだった

ゴーロの連瀑 3月の渓じゃない
2025/3/8 晴れ/小雨 吉野川水系 新規開拓
釣果:12尾 最長寸:27.0cm キープなし
遡行距離:3.3km 標高差:280m

3月にウェーダーを履いてはいる渓じゃなかった

祝・四国の渓流全面解禁2025
 2025/3/1 晴れ 吉野川水系
釣果:16尾 最長寸:23.5cm キープなし
遡行距離:7.5km 標高差:240m

四国の渓流全面解禁 めでたいな!

滝見物の新規開拓だった
 2025/2/14 晴れ 吉野川水系 新規開拓
釣果:2尾 最長寸:20.0cm キープなし
遡行距離:3.0km 標高差:230m

雪に嫌われ下流の谷に転身した

祝・愛媛渓流釣り解禁2025
 2025/2/1 曇り/晴れ/雪 吉野川水系
釣果:9尾 最長寸:30.1cm キープなし
遡行距離:3.2km 標高差:280m

2025シーズンがはじまりました。今年もヨロシク

最終釣行2024
 2024/9/28  曇り
吉野川水系
釣果9尾 最長寸25.0cm キープなし
遡行距離:4.3km 標高差:150mx2


今シーズンのお付き合いありがとうございました。

リハビリ釣行2
 2024/9/14  晴れ
吉野川水系
釣果9尾 最長寸25.0cm(岩魚) キープなし
遡行距離:4.2km 標高差:250m


まだまだ、リハビリ釣行

リハビリ釣行と小屋宴会
 2024/8/24  晴れ
吉野川水系
釣果9尾 最長寸26.0cm キープなし
遡行距離:6.5km 標高差:300m


今回も釣れない釣り、アプローチルート開拓は大正解

渓で足を痛めた
 2024/7/4  晴れ
吉野川水系
釣果9尾 最長寸22.0cm キープなし
遡行距離:6.8km 標高差:390m


今回も釣れない釣り、アプローチルート開拓は大正解



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