四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2025年)
納涼キャンプ釣行 |
![]() 四国の渓流釣り |
吉野川水系 2025/7/22 晴れ | ![]() |
![]() |
S君の夏休み グループチャットでは下界の猛暑を避けて納涼キャンプ釣行の計画が進行中のようだったが、この暑さに参っていたオイラはLINEを見おらず消息不明状態、「生きていますか?」と電話が掛かってくるまで蚊帳の外にいた。 納涼キャンプ釣行・・・・いいね。 足の調子がイマイチで動きたくない気持ちの弱さを切り替える動機になればいい。 |
![]() |
納涼キャンプ釣行に源流テンカラ師が選ん出くれた谷は岩魚谷だった。 過去に下流を釣ったことがあるけど、全く魚が居なくて引き返した経験があると伝えたら、彼が上流を釣り上がった時にはソコソコの魚影があったと釣れる確信はあるらしい。 まぁ、キャンプ釣行は宴会重視だからソコソコの釣りが出来ればいいのだ。 1投目からアタリ・・・・最初の3淵で『つ抜け』にリーチが掛かった。 型は5~6寸、もう少しサイズがあればねぇと贅沢を口にした。 |
![]() |
![]() |
だんだん、釣れる岩魚の型が大きくなりアベレージサイズが7寸後半になってきた。 夏の岩魚はこのサイズでも竿を絞り込む引きが楽しい。 |
![]() |
![]() |
料理長から汁に入れる8寸以上の岩魚を人数分調達のリクエストがあった。 釣れる岩魚は23.いくらかの型そろい・・・・ キープしようか?どうしようかと迷っていたら、水の中に逃げられた。 まだ序盤だし、人数分の確保は問題ないだろう。 |
![]() |
相棒の源流テンカラ師が岩魚を釣り上げたようだ。 |
![]() |
![]() |
岩魚の種類は3種類、パーマークがハッキリして腹部か黄色くて鰭に赤い縁取りがあるタイプと魚体が黒っぽくて白とオレンジの斑点がビッシリ詰まったタイプとその間の子が居るようだ。 岩魚についてよく分からないが、こうして写真を見ると美しさと格好良さを兼ね備えているのは源流アマゴと変わらない。 |
![]() |
渓の両サイドが切り立ち樹々が覆い被さった暗い谷、太陽の軌道が真上に来なければ谷の流れに陽の光が届かない。 汗をかかない快適な渓歩き、水の中に立ち込む時間が長くなると足先が冷えてしまうので岩の上にのって竿を出す。夏の源流は涼しくて最高やね。 |
![]() |
![]() |
9寸に近い8寸 メチャクチャ良い引きを楽しんでいたら巣穴に潜られて引きずり出すのに苦労した。 |
![]() |
|
結構なキツさがある谷なのだが明確な高巻きをした覚えがない。 岩と岩が重なった段差を利用すれば上へ上へと導かれる。 「かいちょう、以外と元気ですね。」 「軟弱老人をキツい谷に連れてきやがったな」 「等高線の混み具合を見たのなら分かっていたでしょう」 「・・・・・・」 |
![]() |
|
![]() |
|
まだ、等高線が混み合った場所に居るはずなのだけど渓の傾斜が緩んだ。 このまま緩くなって行けばいいな・・・・と思っていると岩壁に阻まれた辻褄合わせの大滝が現れた。 大滝の割に狭い滝淵には倒木が横たわり淵を二分していた。 倒木の手前はアタリなし、奥の白泡の中に仕掛けを入れると竿が大きく曲がった。水面に浮かせた勢いで倒木をジャンプさせ浅瀬に追い込み取り込んだ。 太くてアマゴみたいに体高のある岩魚は何なんだ、メチャクチャカッコイイじゃないか。 この岩魚の腹の中には小さなヘビが消化中だった。 野性味は源流アマゴより岩魚の方が上だね。 |
|
![]() |
|
![]() |
|
大滝を高巻くと渓の傾斜が緩くなり小さめの良淵が連続するようになる。 サイズダウンするかと思いきや8寸、9寸が混じるようになった。 浅瀬を良型の岩魚が 背鰭を水面に出して 泳ぐ姿は潜水艦みたいで迫力がある。 |
|
![]() |
|
![]() |
|
支流がない1本谷なので水量が減るのは徐々にだから、まだまだ釣れそうな雰囲気だったが納涼キャンプの待ち合わせ時間までに帰らなければならない。 谷の斜面を平行移動しながら緩く登って道を見つけ、尾根から下ってきた登山道と合流した。 釣り上がった標高分を下る急坂の先の車道まで戻ってきた。 標高が高いとは云え真夏の陽射しを遮らない車止めまでの帰り道はメチャ暑かった。 |
|
![]() |
|
納涼キャンプのメインは岩魚汁とBBQ、歯が痛いオイラはおでんに豆腐を入れ別メニューで腹を満たした。 ビールに日本酒、角瓶まで持込んだのは誰だ!! |
|
![]() |
|
![]() |
|
いつもは酔っ払ってしまいテントを立てるのが面倒になってしまい、倒れ込み車中泊になるのが常なんだけど、酔っ払う寸前に頑張ってテントを立てたのでテント泊することが出来た。朝方の気温は18度、寝袋に潜り込んでも少し寒さを感じるくらいだった。 昨晩は日付が変わるまで語り尽くした筈なんだけど、木陰の下に居れば谷から吹き上がってくる風が気持ちよくて、昼前までリターントーク・・・・源流釣りの話には終わりがない。 最高の納涼キャンプ釣行でした。 釣り方、年齢、住んでる場所も違う集まりなんだけど正統派源流釣りだけで繋がっている釣り仲間に感謝です。 |
遡行データ 2025/7/22 晴れ 吉野川水系 新規開拓 遡行距離:5.0km 標高差:300m 釣果:51尾(岩魚) 最長寸:28.0cm キープ:8 |
渓流釣り遡行記 バックナンバー |
![]() |
青石谷の最源流 | ||||
2025/7/3 晴れ 吉野川水系 釣果:14尾 最長寸:26.0cm キープなし 遡行距離:4.1km 標高差:370m 青石谷の最源流の近況を釣査した |
![]() |
岩魚釣り | ||||
2025/6/18 晴れ 吉野川水系 釣果:9尾 最長寸:28.0cm キープなし 遡行距離:3.6km 標高差:300m 膝を痛めてからの復帰釣行 |
![]() |
キャンプ釣行2 面河 | ||||
2025/5/14 晴れ 仁淀川水系 新規開拓 釣果:13尾 最長寸:25.0cm キープなし 遡行距離:2.8km 標高差:150m 釣りと石鎚の写真撮影を兼ねたキャンプ釣行Part2 |
![]() |
黄金週間 キャンプ釣行 | ||||
2025/5/5 晴れ 物部川水系 新規開拓 釣果:10尾 最長寸:23.0cm キープなし 遡行距離:5.0km 標高差:400m 源流釣りと野営宴会は最高の組合せだ |
![]() |
ヤマザクラの谷を辿る | ||||
2025/4/24 晴れ 那賀川水系 釣果:25尾 最長寸:29.3cm キープなし 遡行距離:3.9km 標高差:310m ヤマザクラに導かれ最源流を詰めてきた |
![]() |
四半世紀ぶりの谷 | ||||
2025/4/11 晴れ 吉野川水系 釣果:12尾 最長寸:26.0cm キープなし 遡行距離:5.0km 標高差:300m 四半世紀ぶりの谷に連れて行ってもらった。 |
![]() |
新竿のテスト釣行 | ||||
2025/4/6 晴れ 東予水系 釣果:25尾 最長寸:30.5cm キープ2尾 遡行距離:3.5km 標高差:270m 今シーズン3尾目の尺上、好調さが続いて欲しいね。 7寸・8寸・9寸・10寸のサイクルヒット達成 |
![]() |
春日和の源流釣り | ||||
2025/3/26 晴れ 吉野川水系 釣果:26尾 最長寸:26.0cm キープなし 遡行距離:7.8km 標高差:340m 春日より、暖かくなったね |
![]() |
また、寒の戻りだ | ||||
2025/3/21 晴れ 吉野川水系 釣果:38尾 最長寸:27.0cm キープなし 遡行距離:5.3km 標高差:300m 寒の戻り3日後の釣り |
![]() |
3月の源流釣り | ||||
2025/3/14 快晴 吉野川水系 釣果:16尾 最長寸:30.3cm キープなし 遡行距離:6.6km 標高差:450m 今シーズン2尾目の尺上 狙い通りだった |
![]() |
ゴーロの連瀑 3月の渓じゃない | ||||
2025/3/8 晴れ/小雨 吉野川水系 新規開拓 釣果:12尾 最長寸:27.0cm キープなし 遡行距離:3.3km 標高差:280m 3月にウェーダーを履いてはいる渓じゃなかった |
![]() |
祝・四国の渓流全面解禁2025 | ||||
![]() |
滝見物の新規開拓だった | ||||
![]() |
祝・愛媛渓流釣り解禁2025 | ||||
2025/2/1 曇り/晴れ/雪 吉野川水系 釣果:9尾 最長寸:30.1cm キープなし 遡行距離:3.2km 標高差:280m 2025シーズンがはじまりました。今年もヨロシク |
![]() |
最終釣行2024 | ||||
今シーズンのお付き合いありがとうございました。 |
![]() |
リハビリ釣行2 | ||||
まだまだ、リハビリ釣行 |
![]() |
リハビリ釣行と小屋宴会 | ||||
今回も釣れない釣り、アプローチルート開拓は大正解 |
![]() |
渓で足を痛めた | ||||
今回も釣れない釣り、アプローチルート開拓は大正解 |
![]() 渓流釣り遡行記(2022) 一覧へ |