四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2018年度) 

  源流で渓泊まり(2日目)


四国の渓流釣り

東予水系

2018/5/16 晴れ 

 5時過ぎに目覚めた。
 何度か沢音でウトウトしていたような記憶が残っているが深い眠りだった。
 疲れは残ってない、今日も行けそうだ。
 目覚めのモーニングコーヒー
 昨日から何か忘れてきたように思っていたがマグカップだった。
 ビール缶を加工して代用、臨機応変にやっていくのが渓泊まりの極意なのだ。
 朝飯はおにぎりを雑炊にするのが定番になっている、鮭か昆布がお気に入り
 味付けはおにぎりの塩加減、足りなければ塩を少し足せばいい。
 残しておいた岩魚の枯らし焼きをトッピングすれば贅沢な雑炊の出来上がった。
 暖まるし、腹持ちもいい。


 2日目は最源流の魚止めを目指す。
 釣り初め、昨日と重なったポイントに竿を出したが朝まずめの方が岩魚の活性がいいようだ。
 岩魚8寸(24cm)
 細身だが顔つきがカッコイイ雄、黄味掛かった腹部が源流岩魚を感じさせてくれる。
 山シャクヤク
 源流に咲く花はシンプルで可憐なところがいい
 魚影はそれ程濃くないが8寸クラスの岩魚が連続して釣れるようになってきた。
 水量が少ないと釣れない区間、GWの釣り人はここまで釣り上がっていないのだろう。
 2日前の雨、今日の水量はギリギリOKだったのかも知れない。

 そして大滝までやって来た。
 少し傾いた斜滝
 ゴツゴツした滝壁が印象的で岩壁に沿った水が広がりながら滑り落ちる様がいい
 左側面からクラックを足掛かりに滝の中程まで直登できる。
 
 大滝の上は連瀑になっている。
 怖い思いをして滝壺の下に立ったが岩魚の反応はなかった。
 連爆途中という場所は釣り人を寄せ付けず大物の可能性の魅力を持っているが
 意外と渓魚が居ない場所が多いのは何故なのか?
 一度大雨になればとんでもない水流に流されるような場所は住処として好まないのかも知れない。
 この滝壺も沈み石やエグレがあれば絶好のポイントになる可能性を秘めている。

 
 連爆を越えると渓は再び渓は平らになり最源流へと続く。
 しばらくアタリのない釣りが続き魚止めが下がってしまったのかと心配した。
 漸く岩魚9寸が2尾
 魚止めの場所は以前と変わらなかった。

 納竿場所の滝
 まだ水量があるので水を浴びながら滝越えにトライしたが最後1mが嫌らしかった。
 荷物の減量でロープを持ってきていない。
 登り切れたとしても戻りは滑り落ちるしかないから諦めた。
 帰り道は連爆の斜面を辿るより谷尾根を歩いた方がマシだろうと標高を維持しながら下る。
 ブナやミズナラの巨木が立ち並ぶ素晴らしい原生林に迷い込んだ。
 樹々の間隔の広さは明るい森を構成し、地面の柔らかさが疲れた足に心地いい。
 ソロソロ終盤を向かえたシャクナゲの花が咲き誇っていた。
 谷尾根はゆったりとした緩尾根に変わり左支流の付け根にスンナリ案内してくれた。

 野営地まで戻りテン場を撤収、また重い荷物を背負い長い坂を登りはじめた。
 GW明けで釣果には恵まれなかったが楽しすぎる渓泊まりだった。
 今年中にもう1回やりたいなぁ。
 
 
 『源流で渓泊まり』に戻る。
 

 
釣果:10
尾 最大28cm(岩魚) キープ無し 遡行距離7.5km 標高差600m 
 


源流で渓泊まり  源流で渓泊まり(2日目)
5月15日 5月16日    東予水系
釣果:17尾 最大:28.0cm(岩魚) 遡行距離:14.0km
標高差:600m
源流に渓泊まりに行ってきました。

アプローチのシンドイ渓
5月11日  吉野川水系
釣果:34尾 最大:26.0cm 遡行距離:11.8km 標高差:700m
標高差500m以上を2時間辿ってからの釣り・・・・
いつまでこんな釣りが出来るのだろうか?

謎の渓 釣査隊 新規開拓
4月29日  四国南東部の渓
釣果:4尾 最大:25.0cm 遡行距離:15.2km 標高差:400m
地図で想像した以上の面白い渓だった。

桜吹雪舞う渓を釣る
4月22日  那賀川水系
釣果:46尾 最大29.0cm 遡行距離:7.7km 標高差:300m
山桜の花吹雪が舞う渓でアマゴを追う
贅沢な釣りだった。

原生林の最源流を2渓
4月18日  徳島の渓
釣果:39尾 最大:26.0cm 遡行距離:11.1km 標高差:350m
原生林の源流を2渓 春の息吹を感じられる遡行だった


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