四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2018年度)

  青石の美しい渓へ


四国の渓流釣り

東予水系

2018/2/27 晴れ 

 四国には青石の美しい渓が数多く存在する。
 それは限定された地域の渓ではなく四国を東西に走っている中央構造線周辺に分布している。
 学名を『緑色片岩』といい火成岩が低温・定圧で広域変成作用を受けて生成されたものらしい。
 青石が敷き詰められた淵はエメラルドグリーンやコバルトブルーに輝いて美しさを際立たせる。
 特に瀬戸内海から急激に立ち上がった標高の高い山々が連なる東予水系の渓は、その山容の厳しさ故切り立った両岸の壁も青色の場所があり、青石に囲まれながらの遡行は気分が良い。
 車止めには雪、この分だと魚止めまで行けるかどうか心配になる。
 入渓路を歩きはじめると雪の上に足跡・・・・
 渓に入った場所から引き返しているので、奥までは釣り上がっていないようだ
 最初の大淵が続く区間で釣れないのは地元のテリトリーにあるためなんだろう。


 釣れるのは5~6寸
 針掛かりしてもその場に止まりジッとしているので目印の微妙な動きを捉える必要がある。

 大淵の落ち込みが行く手を阻み大石のゴーローを越えて行く
 大石の上には雪、先の入渓者の足跡は残っていない・・・・ここで引き返したようだ。
 雪は厄介だが有用な情報を教えてくれる。
 兎に角寒い!
 水に浸かった穂先は凍り、石に付いたキジ餌は石から離れないから気温はマイナスなんだろう。
 やっと渓まで陽が届くようになった。
 しばらく、ここに止まって冷え切った身体を温める。
 どんどん気温が上がってくるような感じがする、陽の光は有り難いものだ。

 
漸く真面な引き 8寸? 5㎜足りない
最近、大石の裏に隠れ回り込むように仕掛けを入れてアマゴを掛ける釣りを得意としている。
ブラインドタッチって呼んでいるが横文字にするほどカッコイイもんじゃない。
やはり、アマゴから見えないように身を隠す方が釣れる確率は高いようだ。

アマゴ8寸(26cm)
水の中に入れてやるると背鰭を立て生き生きとしている。
アマゴの写真は水際に限るが水に手を入れるとメチャ冷たくて痛い。
8寸が釣れた大滝
手前の大石にピントを合わせ、滝は少しぼかして撮影してみた。
水面の青っぽさが増して青石渓の滝らしくなったでしょうか?

アマゴ8寸(25cm)
青石の上にアマゴを寝かせてみた。
落差15mくらいの滝、激しい水流に磨かれた青石が美しい。
滝壺は狭まって小さいが意外に深みがある。
こう云う場所は大錘をプラスしラインを張って手元に来るアタリを持つ

アマゴ8寸(25cm)
 
源流らしい小さな淵、岩壁に貼り付いた氷が凄い
ここに来る途中、壁際の細い道を高巻いて来た。
岩壁にビッシリ貼り付いた氷が、何時落ちてこないか気が気でなかった。

 
 魚止めの8寸(24cm)
この渓のアマゴは朱点の配列がきれいだ。
車止めから雪、魚止めまでには届かないだろうと思っていたが
渓は西斜面の南向きに方向を変えた。
影の部分には深い雪が残っていたが概ね雪無しで魚止めに届いた。
今週から3月、雪に左右されない源流釣りができそうな予感

帰り道は怖い場所があるので新ルートを探ったが灌木の密集林に迷い込み倍以上の時間が掛かった。
結局、怖い場所はパスできずヤレヤレである。
いつもの帰り道を辿り最後は渓通しってのが正解ですな。

 
釣果:24
尾 最大26.0cm キープ0 遡行距離4.6km 標高差250m
 


雪の源流に行ってみようか
2月24日  東予水系
釣果:18尾 最大:27.0cm 遡行距離:6.2km 標高差:400m
雪に閉ざされた源流、良いアマゴに出合えました

南向きの渓
2月21日  吉野川水系
釣果:18尾 最大:26.0cm 遡行距離:5.1km 標高差:350m
傾斜が急な岩稜の滝渓なのに何故か早期に行きたくなる渓

サイクルヒット YouTubeリンク
YouTube 四国の渓流釣り 尺岩魚取り込みシーン
2月16日  吉野川水系
釣果:15尾 最大:32.0cm 遡行距離:7.9km 標高差:250m
カモの群に悩まされた厳しい釣り、終わってみれば尺にサイクルヒットのおまけが付いていた。

チョイ釣り2
2月11日  東予水系
釣果:3尾 最大:20.0cm 遡行距離:2.0km 標高差:100m
雪のため、またしてもチョイ釣りになってしまった。
  四国渓師ブログ扱いです。

チョイ渓流釣り
2月8日  その他水系
釣果:1尾 最大:18.0cm 遡行距離:2.0km 標高差:100m
新しい足まわりを試しに近くの渓でチョイ釣り


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