四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2016年度)
    
 原生林の源流釣り

四国の渓流釣り

吉野川水系

2016/4/9 晴れ

 朝起きたときから身体の調子が悪かった。
 目的の渓に向かって車を走らせながら『今日は止めにしようか』と考えていました。
 「頑張りましょう」
 「今日は、水が出て最高ですよ」
 「渓に入ったら治りますって・・・・」
 相棒は優しい言葉?を掛けてくれているようだがやる気満々である。
 やっとのことで、車止めに着いても状態は変わらなかった。
 誰か下から入ったとしても4、5時間経たないと抜かれるはないだろうし、渓は短い
 車の中で寝て気分を落ち着ける。
 少し楽になって渓に下りはじめたのは車止めに着いてから1時間以上経ってからだった。

 林道から上だけでは短いので、少し本流を下ってから釣りはじめる。
 雨から1日空けての釣行、流れは幾分落ち着いているように見えるが、まだまだ水量が多く早い、テンカラの相棒は苦労しているようだ。餌釣りも同じで白泡が淵の真ん中辺りまであるので肝心な核心部に仕掛けを入れることができず核心部以外の何処にアマゴが居るのかを探りながらの釣りになった。
 30分位で支流の分岐にやって来ました。
 身体の調子は完全に回復、相棒の言う通りでした。
 支流に入る前に動画撮影の準備をしていると下流からルアーマンがやって来ました。
 「えっ!」です。5時半から歩きはじめたとしても3時間・・・・ムチャクチャ早いじゃないの
 車止めで、もう少しゆっくりしていたら渓の優先権は彼のものでした。
 しばらく話し込んでいたのですが、なかなかの好青年でした。
 潔く「引き返します。」って言うので
 「折角、ここまで本流なら釣ってもいいよ」と薦めてみました。
 この水量、ルアーだったら大場所しか狙わないから支流を釣ったあと追いかけても問題ないとの読み
 テンカラの後を釣って、寧ろ活性が上がっていることもあるくらいだからね。
 「じゃ、しばらく林道を歩いて行って本流の二又左を釣ってもいいですか」と遠慮深かった。 

左支流は短いが、去年8寸がいくつか出た。
全てリリースしていたので期待していましたが7寸が精一杯です。
過去のデータは過度に気にしない方がいい。


この渓は原生林の渓です。
太い幹の大木がそこら中に林立して素晴らしい癒やしの空間です。
この大木は大石を抱え込んで神々しい。

本流に戻って
村兆さんのアマゴ8寸(25cm)
源流部は流れがなだらかになり開けた渓相でテンカラの毛鉤が調子よくなってきました。
彼はこの後も8寸を掛けました。

アマゴ9寸(28cm)
まだまだ落ち込みの白泡が淵に張りだしていますが
白泡の中に仕掛けを入れて白泡が切れた辺りでガツンと来ました。

倒れた大木に苔が生えて源流らしい風景です。

 
 二又までやって来ました。
 左又には約束通りケルンを置いてあったので、ルアーマンはここからはじめたのだと思います。
 さて、彼の釣った後で釣れるかどうか?試してみました。
 いきなり9寸が掛かりました。
 取り敢えず読みは正しかった・・・・遠慮することはなかったのにねぇ
 ルアーの結果がどうだったのか?気になるところです。 


アマゴ8寸(25cm)


 二又左は崩落が続いています。
昔は、渓際まで原生林の樹木が覆い被さって素晴らしい渓だったのに残念です。
上流の二又、左支流は尾根ごと崩落して釣りになりません。
右支流を詰めてみましたがアマゴは居ませんでした。


釣果:16尾 最大28.0cm キープなし 
遡行距離8.2km 標高差180m
 

四国の渓流釣り 原生林の源流釣り
アップロード:2016/4/13

※HD1080 60Pで配信しています。
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 渓流釣り遡行記(2016) バックナンバー

魚止めの再釣査
4月5日  愛媛の渓流 吉野川水系
釣果7尾 最大28.0cm 遡行距離12.0km 標高差:480m
 最源流 魚止めの再調査 アマゴは居ませんでした。

物部川 遠征 YouTube 物部川 遠征へ
4月2日  高知の渓流 物部川水系 
釣果23尾 最大24.0cm 遡行距離10.0km 標高差:400m
 久しぶりの物部川 2時間半はやっぱり遠く遠征です。

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3月26日  愛媛の渓流 吉野川水系
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 3月末、そろそろ源流釣り

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3月21日  徳島の渓流 吉野川水系
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 源流も気温が上がり、アマゴは上を向いてテンカラの季節

達成感が残る渓 YouTube 達成感が残る渓へ
3月13日  愛媛の渓流 東予水系
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 遡行距離に標高差 達成感が残る渓でした。

お気に入りの渓 YouTube お気に入りの渓へ
3月8日  徳島の渓流 吉野川水系
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 最源流部にアマゴが居れば、何れ渓は元に戻るだろう

四国渓流釣り 全面解禁
3月4日 吉野川水系
釣果33尾 最大24.0cm 遡行距離9.7km 標高差:330m
 四国の渓流が全面解禁になりました。