四国の渓流釣り 渓の雑学
  積算降水量


四国の渓流釣り

四国渓師ブログ2018/7/14の記事を渓の雑学に移行しました。
   現在、四国渓師ブログは四国の渓流釣りモバイルで運用しています

気象庁のHPで面白いページを見つけた。
   気象庁⇒各種データ・資料⇒過去の地点気象データ・ダウンロード
      URL⇒http://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/index.php
降水量や気温など過去の気象データをCSVファイルにダウンロードすることができるサービスです。

 

目を付けたのは降水量
降水量の積算値が解れば渓の水量が想像できるようになる・・・・
今まで24・48・72時間の積算降水量で判断していたがもう少し長いスパンがあればと思っていた。
72時間以上続いている雨とか逆に雨が降らない期間などを考慮すれば実際の誤差は少なくなる。
CSVファイルはExcelで開くことが出来るから数値だけじゃなくグラフ化できれば見やすくなる。
渓流釣りは至ってアナログだけどデータと関連付ければ、今まで見えないものが見えてくるかも

気象データ入手手順
 1.地点を選ぶ
    日本地図から入手したい県を選び観測所を選択する。
    観測所は複数選ぶことができる。
 2.項目を選ぶ
    データの種類⇒日別値をチェック
    項目⇒降水・・・降水量の日合計をチェック
    過去の平均値との比較オプション・・・・チェックなし
 3.期間を選ぶ
    連続した期間で表示するをチェック
    過去1ヶ月をタップする・・・・期間の指定もできる
 4.表示オプションを選ぶ
    利用上注意が必要なデータの扱い⇒値を表示(格納)しないをチェック
    観測環境などの・・・・⇒観測環境などの変化前の値を表示(格納)しないをチェック
    ダウンロードCSVファイルのデータ仕様⇒全ての数値で格納・・・・をチェック
 5.画面に表示をタップ
 6.データのイメージが合っていれば⇒CSVファイルをダウンロードをタップ
 7.設定は記憶されるので2回目以降は3.期間を変更してダウンロードするだけです。

EXCELでテンプレートを作りグラフ化しました。
これで大体の降水量イメージは掴めますが積算降水量の計算をします。
ただ単純に積算するだけでは余計解らなくなるのでIF文で一工夫しました。
 =IF(C28<$O$35,C28,O27+C28)
   (降水量<閾値,真⇒降水量,偽⇒積算)
  降水量が閾値以下だと積算をしないでその日の降水量を返す  閾値⇒5oに設定

グラフは6月14日〜7月13日の1ヶ月間のデータ
 西日本の大雨は
   降水量⇒ 魚梁瀬で500o、大栃で400o
   積算降水量⇒ 魚梁瀬で2000o、大栃で1500o
 尋常じゃない凄まじい雨が長い間降ったことが分かります。
 これほど降水量が多くなると雨が止んで何日経てばいいのかが重要なファクターになります。
 50年前のデータが残っているので降水量と過去の釣行を比べどんな傾向があるのか調べてみるのも面白いかも知れません。


2023年1月からの降水量と積算降水量のグラフを記載しました。
今後は不定期になるとは思いますがデータが纏まり次第、順次更新していきます。
2024年1月の降水量と積算降水量(24/1/27迄)

2023年12月の降水量と積算降水量

2023年11月の降水量と積算降水量

2023年10月の降水量と積算降水量

2023年9月の降水量と積算降水量

2023年8月の降水量と積算降水量

2023年7月の降水量と積算降水量

2023年6月と積算降水量

2023年5月の降水量と積算降水量

2023年4月の降水量と積算降水量

2023年3月の降水量と積算降水量

2023年2月の降水量と積算降水量

2023年1月の降水量と積算降水量


 渓の雑学 バックナンバー

吉野川 源流の旅
2018/12/12

瓶ヶ森・西黒森を冠とし石鎚山系南側、嶺北北側のの水を集め東進、南小川と合流する辺りから北に進路を変え最長支流の銅山川や祖谷川合流、再び東に進路を取り剣山系北側の水を集め徳島市で紀伊水道に注ぐ延長194kmの吉野川は四国最大の河川です。また、池田ダムから取水した香川用水を流域面積に加えるなら四国4県に恵みの水をもたらしていると云える。・・・・

四国のブナ分布 剣山系 四国のブナ分布 石鎚山系
2018/10/27 

 源流釣りは山奥深い深山幽谷が釣り場、魚止めを探り更に奥へ分け入る。
 人工林の暗く単調な植生とは対照的に自然林の渓間は明るく多種多様な植生が現れるので釣ってて気持ちがいい。自然林を代表する木は何と言ってもブナだ、特に大ブナは姿形が美しく神々しささえ感じることがある。ブナは天然のダムと呼ばれ山に降った雨を根元に蓄え、渇水時期でもジワジワと供給するので水が切れることはない渓間は自然の豊かさが保たれる・・・・

四国の渓魚放流状況(2018)
2018/3/1 

2018年『四国の渓魚放流状況』を更新しました。

2018年度傾向
  ・土居町内水面漁協が去年放流魚を確保できなかったため
     4月以降に放流するそうです。
  ・物部川⇒大幅放流減 高知は全体に放流減となっています。
  ・那賀川⇒放流増加傾向

四国の渓魚放流状況を深読み
2017/02/23 

2017年『四国の渓魚放流状況』を更新しました。
    ⇒四国の渓魚放流状況 
去年から、放流量が全期間(35年分)だったのを10年間に変更した。
これは、アマゴの寿命やページの見やすさを考慮した結果です。
ただ、見やすくなったか?と問われれば数字の羅列だけなのでそれなりですね。

大滝を前にして
2017/02/15 

大滝を前にして「越えるか」「撤退するか」を考えることがある。
頭の中は『滝を越えれば桃源郷になるかも知れない!!』が支配する。
実際に、滝を越えるとバカ釣れになったり大物が釣れることを何度も経験している。 いや、いい思いをしたときの記憶は何時までも残るので、思ったほど回数は少ないのかも知れない・・・・