四国の渓流釣り
 
2009年度 渓流遡行記

2/22 吉野川水系
  遅ればせながら愛媛解禁

3/1 吉野川水系
  釣れない谷

3/8 吉野川水系
  取水上流の谷をはしご
3/19 愛東予水系
  大スランプ脱出か?
3/29 東予水系
  新規開拓の渓
4/5 東予水系
  今日は厄日だ
4/18 東予水系
  ’09春の釣り大会

4/26 東予水系
  坂のような渓

5/3 愛媛の滝谷
  GWの釣り

6/13 吉野川水系
  祖谷川源流

8/13 吉野川水系
  テジロの洗礼

8/29 吉野川水系
  20年前のロマン?
9/19 東予水系
  淵連続の谷

四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2009)
    祖谷川源流
メインページへ メインページへ


吉野川水系(祖谷川)

2009/6/13 晴れ

 久しぶりに土曜日が休みになりそうや
 「明日は、釣りに行くぞ」と心に決め 、たまった仕事を片付けて早めに帰ろうと思ったのも束の間、新たな問題が発生してしまった。なんとかけりを付けて家に帰ったのが11時前「ヤレヤレ・・・」いつもなら「やーめた」と諦めるのだが日曜日は用事があるし、これから先仕事はきつくなるばかりで釣りに行けるのは何時になることやら・・・・諦める訳にはいかない!!!
 速攻で飯食って、風呂入って、眠りはじめた。 

祖谷川の最源流部を目の前にしてエンテから釣りはじめる。渓師としてまだ、まだ修行が足りないようだ。

一投目で7寸岩魚が釣れた。続けて8寸アマゴ・・・エンテも悪くないなぁ

アマゴ8寸
左の写真の落ち込みでアタリがあったので大きくあわせを入れると7番から竿が折れた。「アリャリャリャ・・・・」気を取り直して折れた竿を拾い上げるとまだ、魚が付いている。竿を立てるがうまくコントロールできない。ダメ元で強引に引き上げると下流に泳いできた。岩魚だ。尺はないが9寸は十分に超えている。泳がせて下流の砂地で取り込む作戦・・・・砂地に誘導する前の浅瀬で暴れられて針が外れて逃げられてしまった。

如何にもって感じの大淵が連続する。釣れてくるのは5寸程度の岩魚ばかりだ。

 

 9年くらい前だろうか?祖谷の源流で岩魚が1匹釣れた。なんで祖谷川源流部に岩魚がいるのだろうか?と思いながら落ち込みや小支流からの流れ込みを丁寧に探ったがそれから、アマゴは釣れるが岩魚が針に掛かることはなかった。たぶん、隣の穴吹川から誰かが持ち込んだものということは容易に想像できた。アマゴの谷に岩魚がいるということで複雑な気持ちになったが、生息数が少ないこともあってそんなに気にしてはいなかった。
 ただ、今日は岩魚10匹にアマゴ1匹で9年前とは完全に逆転していた。9年前の岩魚が増えているのか?誰かが定期的放流しているのか?わからないが祖谷川源流部で岩魚は確実に増えている。何十年かすると祖谷川源流部には岩魚しかいないってことになっているかもしれないと危機感を感じました。
 ブラックバスが特定外来物に指定されて外来物法で防除の対象になって久しくなりますが、法制化されたとしても一端自然に放されたブラックバスを駆除するのは極めて困難です。ブラックバスと岩魚が同じとはいいませんが、祖谷川源流部のアマゴにとって元々谷にいなかった岩魚に棲息領域を追われていることからすると人の放流によって入ってきた岩魚は外来物ということになります。

 個人的な考えかもしれませんが、これ以上、四国に岩魚の谷が増えることは望みません。

真新しい大エンテが連続する。

エンテを界に岩魚はいなくなった。
最源流部手前の二叉でいい感じのアマゴ(6寸)が釣れた。
最源流部
超渇水と思いきや、意外と水量があった。原生林の保水力は凄い。

最源流部、最大のポイント

6寸止まりだった。
 

源流って感じの広葉樹林
納竿地点

8年前に来たときは高度で1300m辺りが魚止めだったが1400m手前まで魚がいた。魚止めが高低差で100m程上がっている。残念ながら 在来種のあまごではない。
 
アマゴ5寸

卵放流の魚と思われます。
岩魚の放流以上に、難しい問題がありますね。追々に書いていきたいと思います。

遠い記憶を辿りながら車道への登り道をさがす。

車道から最源流部をのぞむ。

釣果:30匹 最大24cm