四国の渓流釣り 渓師の道具箱 渓の道具箱 テクニカルゲーム渓隼と攻隼 |
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テクニカルゲーム渓隼 渓隼はアタリがあるのに針掛かりしないときに取り出す必殺の竿だった。 穂先がグラスソリッドで柔らかく無抵抗穂先と呼ばれ魚が餌を咥えても違和感が少なく餌を離さない。 手元や目印に表れない微妙なアタリも穂先を見れば解る。 難点は竿先が柔らかいので普通に合わせても反発が強く、空合わせになれば上の枝に絡んでしまう。 『渓隼』は源流釣りでテンポが悪くなるので何尾か釣れば硬調の竿に戻す。 でっ、また釣れなくなったら『渓隼』を取り出せば釣れる・・・・ 「そっちの竿でズッーと釣れば!!」 釣友の助言でメインの竿になった。 釣り方を変えた。 アタリがあったら軽く引っ張り、魚の重みを感じたら合わせを入れる2段合わせ、それでも魚が落ちたら上の木に絡むことがあるけど、絡む回数は激減した。 毎年、尺が出るようになったのは『渓隼』をメインの竿に変えた頃だった。 中硬の竿は柔らかくて大物のやり取りに難がありそうな気がしていたが、渓隼は元竿が曲がり出して胴に載せてしまえ尺2寸クラスなら魚の動きを止め、取り込むまで時間は掛かるが魚に主導権を渡すことは少ない。 オイラにとって無くてはならない竿なのだが、5年ぐらい前に廃盤になりカタログから消え、去年パーツを取ろうとしたら「パーツ部品が検索できない」と云われ、シマノカスタマーセンターのパーツリストが『修理不能』になっていた。 前機種の55ZZと56NYが2本、61NYで部品入れ替えの自己修理対応をしている。 去年の最終日に1番・2番が固着してどうやっても直らなかった。
解禁日は61NYの1番・2番をメインの56NYに入れ替えていたのに穂先が折れた・・・・取り敢えず折れた穂先の回転超感トップを分解して少し短くなった穂先に入れ込み瞬間接着剤で止めているのが現状・・・・それでも尺上が釣れてしまうのだから改めてオイラの釣り方にあった良い竿だと思う。
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そんな渓隼だが、水に濡れるとプチ固着が増えてきた。 まぁねぇ、5年前の古い竿を酷使しているのだから竿の出し入れの擦れで小口の嵌合が緩くなり、チョットした力加減で竿同士がキツくなるのだろうね。 ソロソロ限界が見えてきたので渓隼引退を考えだした。 渓隼のノ後継モデルは攻隼、種類が55・60・70の3サイズあり、それぞれのサイズに新しくできた竿調子のS硬調はあるが渓隼の流れを汲んだ竿調子のS中硬は60だけになった。 S中硬60にしようかとも思ったが、長年の経験から60は源流釣りのメイン竿にはならない。(長さや重さも関係するが仕掛けを長くして竿が扱いにくくなるのが原因だと思う) |
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テクニカルゲーム攻隼S硬調55ZA 5年ぶりくらいに買った新しい竿 カタログでは、『穂持ち以降の節に張りを持たせたS硬調は合わせが利き、積極的に攻めるアイテムだ。』、 パッケージの説明で解ったことは、『S中硬より更に柔らかい穂先で喰い込ませ、固めの胴でしっかりフッキング』・・・・つまり、S硬調は2節以降に硬調の張りを持たせ穂先はS中硬より柔らかい・・・・この仕様なら渓隼でやって来た穂先でアタリを取ることができると思う。 |
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テクニカルゲーム攻隼デビュー デビュー日 2025/4/6 渓流釣り遡行記2025⇒『新竿のテスト釣行』 尺伝説(大物記録)⇒『泣き尺を釣った後の尺上』 渓に持って行く竿を下の4本態勢にした。 メイン: 攻隼S硬調55ZA サブ: 渓隼S中硬61NY 長竿: 翠隼S中硬70ZK テンカラ竿:渓峰テンカラSX RS36 取り敢えず渓隼は56NYの穂先と2番を61NYに入れ替え持って行った。 メイン・サブ・長竿 3本が無抵抗穂先・・・・テクニカルゲーム無抵抗穂先の信者だからね。 デビューの感想 ・ 穂先でアタリを取る感覚が渓隼のそれに近かったので釣果が極端に変わることはないだろう。 ・ アタリが手元に伝わってくる感度は渓隼より高いと思う。 ・ 尺上が釣れたのは偶然だったが大物の急な突っ込みを躱せたS硬調のパワーは頼もしい。 ・ 空合わせの反発が弱いのも源流釣りの好材料になるだろう。 ・ ピン飛ばしをしながら竿を全開しているとズームの節の引っかかりが邪魔に思えた。 |
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尺上に突っ込まれたときの竿の曲がり |