四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2014)
    山越えルートの渓
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吉野川水系(嶺北)

2014/3/27 晴れ

 先週、山越えルートで入ろうとした渓、 あともう少しと言うところで20m程 雪崩の箇所があり、Uターンして山を下り別の渓に向かった。
 あれから1週間、影の部分に雪が残っているだけ、なんの問題もなく通過できた。
 漸く、思い通りの渓に出かけることができるようになってきたみたいだ。 

 
 以前、渓の出合いに車を止めて最源流まで釣り上がり、渓沿いの林道を2谷越えて車止めまで約8kmの道のりを2時間掛けて帰ってきたことがある。下り坂だったけれど膝はガクガク、足の裏にはマメができ本当に疲れた。その時に尾根筋に林道があることを確認していた。渓まで標高差300m、最後の50mが険しそうな感じだが帰り道を2時間も歩くよりマシだと思った。尾根筋に回り込むとピンクのテープを見つけた。「たぶん、これが目的の林道に違いない」 ピンクのテープに導かれながら尾根筋を下る。初めは、なだらかな下りだったが、やがて急斜面になり、ピンクの道案内がなければ、何処をどう下っているかわからないような林道になった。そして道案内はなくなった。GPSで確認してみると尾根筋からかなりズレている・・・・。渓まで標高差残り100m、強引に下るには急斜面過ぎる・・・・。崖の切れ間を横移動して植林帯に入り尾根筋に復帰した。尾根筋にはちゃんと林道があった。何処で間違えたのか?思い当たる節が見つからない。林道は残り50mの急斜面を避けて支流の途中に続いていた。
 まだ、時間は十分あるので支流を少し釣り上がってから本流に復帰することにした。 


支流を釣り始めたが全くアタリがない・・・
砂地に薄い足跡が付いていた。
たぶん このせいだろう。
前方に大滝が見え始めた。あの滝壺で釣れなかったら引き返すことを思いはじめる。
滝壺で6寸が2尾・・・・
大滝を越える価値はあるのだろうか?

 大滝を越えると魚が出はじめた。
 そして、チャッピーさんの竿が絞り込まれて9寸(28.5cm)が釣れた。
 今年はじめてみる9寸 雄でかっこいい。・・・俺は玉網で掬っただけ。
 大滝を越える価値はチャッピーさんにあったようだ。


支流、納竿地点

水線の2/3を釣り上がった。
まだ、魚はいるようだ。

大滝を越える価値がもう一つ
渓沿いに古い林道があった。この林道を辿ると支流と本谷の出合いまで楽勝だった。

 本谷は水量が多く、渓の規模が大きい
6寸~7寸がボチボチ釣れるようになってきたが
9寸クラスが偶に餌に寄ってくるが咥えようとしない。


アマゴ7寸(22cm)

幅広でサビが取れたいいアマゴだ

 大滝までやって来た。
大錘を付けて丁寧に底を探ったがアタリすらなかった。
この滝壺は、いつも釣れない
何故だろうか?


  

大滝を高巻きすると1枚岩の滑の渓になる。
歩き安いきれいな渓だ。
深緑の頃だと、もっと気持ちがいいだろう。

アマゴ7寸(23cm)
このアマゴは、まだ腹の中に卵を持っている。いい相手が見つからなかったのか?「もったいないなぁ」

アマゴ8寸(24cm)
漸く8寸が出た。

 もう、そろそろ源流域
5~10mの滝と淵が連続するようになる。
渓横に雪が見えはじめる。
水温が低くなったのかアタリが渋くなってきた。

 源流には大岩が渓の真ん中に鎮座している風景がいくつもある。
こんな大岩が何処から落ちてきたのだろうか?チョット不思議だ。

ブナの大樹が雪を溶かす。
春の息吹が聞こえてきそうだ。

源流域になってきた。
こんな風景が大好きだ。

  

納竿場所の二又

林道は直ぐ横にあり、車止めまで40分
取り敢えず尾根下り作戦は、ほぼ大成功だった。


釣果:32匹 最大24.0cm キープなし  
遡行距離9.2km 標高差370m