四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2001年度) 5000カウント+尺アマゴ 秘密の谷 |
四国の渓流釣り |
序文 | 2001/9/22 |
私の渓流釣りは数を求める釣りではない。釣行して数が釣れれば楽しくなるし、大物が掛かれば嬉しくなる。その程度のものだ しかし、ここ何日かの釣行は、数にこだわっていた。数多く釣ることを求めて釣行に出かけていた。その理由は、本格的に渓流釣りを始めて10年になる。10年前から釣ったアマゴの数をカウントしている。何年か前からは、正確に数えるために手動式のカウンターを持って入渓している。この9月に入ってカウント数が5000カウントまで100カウントを切っていた。今年中には、何とか5000カウントを達成したかったが、 妙に力んでいるのか?いつもと違う釣りをしているのか。ここ何日かの釣果は優れなく次回に持ち越しが続いていた。 さて、今日こそは、っと思いながらの釣行となった。 |
|
嫌な看板 | |
嫌な看板 教えてくれるのは有り難いのだが 明るくなるのを待ち、きょろきょろしながら出発した。 私一人なら顔面蒼白になり、引き返したかも・・・・・ 今日は心強い相棒が一緒だ。 |
|
行程3時間、一人で出かけるには、オックウになり、前日の昼に四国渓師会掲示板に相棒の募集をした。応募がなく、出発時間まで少し眠ろうかと思う前に一人引っ掛かった。渓の大酒飲みこと『リュウホウさん』なかなかの大物である。掲示板の便利さに感心しつつ。落ち合い場所、時間、釣行先を伝えしばしの眠りについた。 インターの入り口でリュウホウさんと合流、ジャンクションで違う方向に走るアクシデントにあう 「ゴメン、ゴメン、30分ロスったかな・・・・」 「たくもう・・・・何考えてたの?先越されたら会長のせいですからねぇ」 何も考えていない。ただボ^^^^^^ーっとしていただけ・・・・・・・・・・・ 「ごめんチャイ」 無事車止めに到着、「さぁ出発だ」言う時に、出鼻を挫く嫌な看板 「もう少し、明るくなってから出かけましょうか? 暗い渓だし・・・・・・」 足元が、明るくなってから出発 一人じゃ看板に脅えて 「今日は偵察のみ」なんて引き換えしていたかもしれないが今日は心強い相棒がいるから安心だ。電力の取水から釣り始める。リュウホウさんが電力取水の淵でアマゴをかけてニッコリ、私もその上の小渕から始めるが上手く針にのらない。次にリュウホウさん、またまた、アマゴをかけてニッコリ・・・・・今日は、どうもブドウ虫に利があるようだ。 やがて、3段の大滝まで、この渓の核心部が始まる。7寸クラスが釣れ始めた。中淵で8寸を掛け快い引きを楽しんだ。続いて15mの滝下で8寸 何れもメスだったので放流した。 「今日は、爆釣の予感・・・・・・・5000匹もきまりかな?」 |
|
2匹目の8寸 |
落込みの白泡の中から |
F1の滝壷で今年2本目の上がった。 キツイ遡行も何もかも忘れる至福の瞬間である。 『尺伝説 紅葉アマゴへ』 |
|
大滝を高巻く前に尺物に乾杯 |
|
20分かけて、滝横の小尾根沿いの大滝を高巻き林道に合流 |
|
これが記念すべき5000カウント目のアマゴ 7寸弱と言ったところ このアマゴを釣るのに10年かかったのか。 まじまじとアマゴを見つめて 改めてアマゴの美しさに心躍った。 |
|
その後、飽きない程度釣れて来るのだが、型は今一、7寸が上がってこない。木橋がある辺りから全くアタリがなくなった。この木橋だが、帰り道ここが右側の林道に続くのかと登ったが、どうやら伐採林続く道だった。本当の交差点は100m程下流にある。 大伐採地点の少し前から、アタリが出始め、アマゴが釣れ出したが、これより上も6寸強がマックスだった。大伐採地点は、以前来たときに比べ流木が出水で取り除かれていて釣りやすくなっていた。魚止めの確認をしようと思ったが、伐採のため日当たりがよく、朝見た看板が脳裏によぎりこれにて納竿っとなった。 水量も多く、魚は、まだまだいる。魚止めの確認は次の楽しみと言うことで・・・・・・・・・。 |
|
後書 | |
今日の釣行は、念願の5000匹に加えて今年2匹目の尺物。私にとってこの上ない一日となった。10年で5000匹、年平均500匹、この数が多いのか少ないのか私には、わからない。今後の10年は、10000匹にこだわって「釣ることだけ」に集中するような『釣り』は、したくない。『渓遊び』の中に、重要な要素として『渓流釣り』がある。そんな風になればいいな等と思っている。
|
|
釣果43匹(キープ1) 最大30.2cm 20匹(キープ無) リュウホウさん |