大ブナの駄場 | 四国の渓流釣り |
四国の山歩き 2023/10/12 晴れ/曇り | モバイルサイトはコチラから |
最近、気になっている場所がある。 『大ブナの駄場』・・・・ブナ好きには何とも心地良い響きだ。 6年前 佐々連尾山からあすなろ峠へ下った時、小ピーク(P1392)の北斜面に大ブナの森が広がっていた。稜線から少し外れた場所でブナの森を散策できたことに大満足だったのだが、稜線下の等高線が緩くなった平に大ブナの森が広がった場所を『大ブナの駄場』と呼ばれている。 稜線のブナ達から想像するに素晴らしい場所であることは間違いないので今シーズンのオフトレ山歩きは大森山・佐々連尾山・大ブナの駄場からスタートすることにした。 関連記事 写真で語るフォトブログ⇒『ブナの登山道』 |
Google Earthによる遡行図 |
遡行データ 日時:2023/10/12/ 8:30~18:00 標高差:630m 遡行距離:13.0km Start 白髪トンネル(920m) ⇒8:30 猿田峠(1140m) ⇒9:00 大森山(1433m) ⇒11:30 佐々連尾山(1404m) ⇒12:30 大ブナの駄馬(1330m) ⇒13:00 あすなろ峠(1220m) ⇒14:15 車道(800m) ⇒16:50 白髪トンネル(920m) ⇒18:00 Goal |
遡行地図 |
国土地理院web地図 |
登山口までの地図 登山口は白髪墜道の高知側にあります。 |
YouTubeに動画 |
登山口は白髪墜道の高知側のトンネル横にある。 白髪墜道はトンネル内が工事中なので8:30~12:00、13:00~17:00の間は通行止めになっていた。 |
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最初は、渓沿いに幅広の道が平行に続く、 斜面に取り付くと急に斜度を上がるが、そう長くはなくゆったりとしたペースで標高を上げて行く。 |
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30分ほどで猿田峠に着く 猿田峠から見た大森山は結構尖ってキツそうだ。 愛媛側から伸びてきた林道が登山道の横を通っている。この林道が大森山・佐々連尾山の北斜面を通っている林道に繋がっていれば楽に大ブナの駄場へ行けると思うがGogleEarthを見る限り少し先に進んだところで途切れているようだ。 どっちにしろ車が通ることはできない。 |
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ここからは稜線歩き 快適な笹と自然林の登山道、大きなブナも姿を現すようになりご機嫌になる。 |
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急斜面が現れますが、まだ序の口、 大岩が進路を塞げばロープや梯子が垂れ下がっていたり大きく迂回したり、大岩の間を擦り抜けたり・・・・大森山の厳しさが牙をむきはじめた。 |
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大岩の展望台に乗り西方面を望む、 山ばっかりでどれがどの山だか分かりません・・・・たぶん、正面にある大きな塊が大座礼山だと思う。 |
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地を這いながら立ち上がる特徴的なブナ 樹々の隙間が明るくなってきたので、もう直ぐ大森山の平らな稜線に辿り着きます。 |
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大森の駄場・・・・そう呼んでもいいだろう。 大森山のキツい斜面を登りきり、開けた稜線に現れる大ブナ達、密集し過ぎない木立と地面を覆う笹の組合せがいい感じになっている。 |
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大森山山頂に向かい歩きはじめる。 小ぶりのブナに挟まれた笹の道は最高に気持ち良くて美しい登山道です。そして、視界が突如開けた笹原に大ブナの木立が姿を見せるので思わず立ち止まって写真を撮る時間が多くなる。四国の高い山にある雄大な笹原には絶景感がありますが笹原と樹々のコラボレーションを奏でる1500m前後の稜線も魅力的な美しさがある。 大森山山頂1433m 山頂は稜線がこんもり盛り上がったところにあった。 |
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あんなり晴れていたのに、大森山山頂を後にすると愛媛側からガスが吹き上がってきてブナの森が幻想的な風景に変わった。 | |
登山道の横には沢山のリンドウが咲いていた。 岩場を越える目の前に、リンドウの群生を見つけてカメラを構えた。 |
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ソロソロ、佐々連尾山近いと思うのですが・・・・ガスが飛ばされた目の前に佐々連尾山が現れた。 6年前は背の高い笹を掻き分けながら登った記憶が残っていますが笹はキレイに刈り取られ歩き安い道だった。 佐々連尾山山頂:1404m |
佐々連尾山を下り小ピークを過ぎた先の十字路を左に進めば、大ブナの駄場の入り口がある。 右は何処に向かっているのかよく分からない。 |
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何か凄い場所に来てしまった。 四国でいろんなブナ林を見てきたけど、ここが最高の場所かもしれない。 渓の雑学 四国のブナ分布 剣山系 四国のブナ分布 石鎚山系 |
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何かに導かれるように奥へ奥へと歩みを進めていく。 ゆったりとした静かな場所に、ブナの巨人達が立ち並ぶ様は凜々しく美しい空間だった。 もしかしたら、2週間くらい先の黄葉時分にもう一度来てしまうかもしれない。 また、違った感動を与えてくれるだろう。 |
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この素晴らしい風景が何処まで続いているのか? GPSで確認すると稜線の登山道と交わている。 |
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登山道と交わり、どうしようか? 白髪墜道が通行できるのは17時以降なので汗見川源流の林道から周回することに決めた。 このルートだと距離で4km、標高差が170mを余分に歩かなければなら。ない。 まぁ、オフトレなのだから・・・・と思っていましたが、車道に出てからの登りが想像以上にキツくて太ももがプルンプルンしだした。はじめから無理していたら後のオフトレが続かなくなってしまう |