九月四日 鍋床谷                        メインページへ  メインページへ  


去年までこの谷は禁漁だったために、以前から近くにありながら気になっていた谷だ。
六月にここを訪れた際に禁漁を示す看板がはずされていた。
近いうちに入渓しようと思っていて、今日の入渓となった。
右側の怪しげな林道から、砂防ダムを越して民家の取水あたりから釣り始める。
川の両岸を樹木が立ち込めて日が届かない暗い感じの渓だ。 
また、傾斜もかなりのもので滑りやすい石肌と相まって遡行には注意が必要である。
地図上で左に曲がるあたりから開けた渓なるが10m前後の滝が行く手を阻みだす。
送電線と交差する滝は、滝を真下にしながら大岩の脇をへつりながらの遡行となる。
落ちたら「一巻の終わり」となる。実際、足元が崩れて右手一本で体を支えて助かった。
時間はかかるがこの岩は高巻ききした方が無難である。
そんなこんなで、いくつかの滝を越えてきたので帰りが心配になってきたとき
電力の送電線点検道の鉄橋が現れて東赤石山の登山道を利用して、何とか帰ってくることができた。

苦労した割には釣果は今一だったが快い疲労感と達成感が残り帰宅して飲んだビールのうまいこと

 

釣果11匹 最大22cm

 

 

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