四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2001年度) 3週間ぶりの釣り 面河川支流・土居川支流 |
四国の渓流釣り |
頭ハネ | 2001/9/1 |
淳師匠と3時に待ち合わせ、高速を飛ばして川内インターへ、インターから黒森峠を越えて面河へ向かった。久しぶりの面河である。以前は、『面河』という言葉の響きのよさに、面河にいけば釣れそうな気がして(実際は、あまり良い釣りをした記憶がないのだが・・・・・)、年に一度は足を運んでいたが、一昨年の台風で面河の幾つかの谷が、土砂で埋まったとの情報が寄せられていて、それが面河から、私の足を遠ざけていた要因である。 目的の谷は、6年くらい前に入渓したことがある。その時は、本流から林道を1時間弱、歩いてから川に下ったが、本流との合流点の手前から車道が延びていた。淳師匠が1年前に来た時よりもさらに車道は延びていたそうだ。車道の終点まで車を進め、車道の下に林道を発見、林道を20分程辿って、渓との合流点に出合ったところから釣りはじめた。 淳師匠より先に釣り支度が出来て 「先に、どうぞ・・・・・」 「師匠より先に釣り始めるなんてできませんよ・・・・・・」 といいながら、第一投目を沈める。 快いアタリがきて6寸位のアマゴが針掛りした。 「いるいる」っと言ったか言わないうちに、足を滑らして向こう脛を思いっきり打った。 「痛。。。。。。。」 いろいろな事情で3週間ほど釣りをしていない。それから何度か滑って、同じところを打った。3週間のブランクで体が鈍ってしまったのか? 水量は抜群、渓相も抜群なのだが、なかなかアタリがでない。 「師匠、釣れませんね・・・・・・・」 「これから、これから、上流の二又を越えると大滝があって、それを越えたら、9寸がバンバン釣れだすから、心配ないよ」 「9寸がバンバンね。OKOK」 林道と渓が交差する上で、よぼよぼの爺さんが釣りをしていた。 『頭ハネ?』っと思ったが、よぼ爺さんじゃ大滝を越えるのは無理だと思い。滝上から釣る旨を淳師匠が伝えに行くと 若い衆と一緒に釣りに来ていて、若い衆は上流に行ったそうである。 「すまんなぁ・・・・・」 すまんっと思うのだったら、初めから抜かなければいいのに・・・・・ だいたい、こんな時間から来て、人を抜いて上流から釣ろうなんてのは、どういう神経をしているのだろうか? 「困ったなぁ」 「これから、どうする?」 「仕方ないから下りながら考えようか」 大滝の上の『9寸バンバン』の夢は1時間半で途切れてしまった。おまけに下る途中、大きな犬が林道を塞いでなかなか通してくれない。 「たく、もう、厄日だ・・・・・・・」 |
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ウジャ、ウジャの渓 | |
「100m滝を越えたら、アマゴがウジャ、ウジャいるところがあるんだけど、行かない?」 「100mの滝って直登するの?」 「林道があるから心配ないよ」 「行く。行く。」 頭ハネにあった二人は県境を越え、アマゴ、ウジャ、ウジャの渓を目指した。 100mの滝を巻く林道は、かなり長く、高度で200m上がって、30m程渓に下る。林道を登り始めて40分で滝上に到着、滝上から下を見ると、足がすくむほどの斜度である。淳師匠は数年前、この100mの滝を2時間かけて直登したそうである。『ごりっぱ、ご立派』 渓に降りて釣り始めると、ウジャ、ウジャいるのはアブラハヤ・・・・・アマゴは、落ち込みの流れのあるところにしかいない。そこを外すと餌はアブラハヤの餌食になってしまう。 「前に来たときは、アブラハヤはいなかったのになぁ」っと淳師匠 やがて4段の大滝が現れて、1段目と2段目を釣ったが大物は出なかった。3段目と4段目の滝を越えるにはかなり時間がかかりそうである。時間も2時を過ぎていたので納竿っとなった。 |
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水量は、こんなもの 上に行けば行くほど魅力的な渓になる。 この水量からは、上流の大滝は想像できない |
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アマゴ7寸前 私の本日最大・・・・(とほほほほ) もう少しサイズがほしい 苦労して林道を上がって来たのだから・・・・・・・ |
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滝の落ち込みを狙う淳師匠 |
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林道を下って、車止めまで帰ってきてから、100m滝の滝壷まで引き返す。 滝壷は、あまり大きないが深さはある。淳師匠は竿を下げて、かなり疲れていた私はカメラとビールを下げて100m滝壷に向かった。(釣りに取り組む姿勢の違い?????) ここで、淳師匠が本日最大7寸強のアマゴを掛けた。 「チョッとかわってよ」 3週間ぶりに釣りをして疲れきった体に、ビールを流し込んでチョイとよぱっらた私に 「いいよ」 と快く竿を貸してくれた。 滝壷に餌を静めるとアタリがあり、3寸ほどのアマゴが長いミミズをもてあまし針先に付いていた。 「今日はこんなもんだなぁ」 |
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100m滝の滝壷を釣る淳師匠 あまり大きな淵ではないが深さはかなりある |
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本日最大、アマゴ21.5cm |
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釣果14匹(キープ無し) 最大20.0cm 29匹 最大21.5cm(淳師匠) |