四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2001年度) ここ数年気になっていた谷 那賀川上流 |
四国の渓流釣り |
ここ数年気になっていた渓 | 2001/5/3 |
前々から気になる谷があった。それは、「25000分の1」の地形図に水線が書かれて無いが流程はかなり長い、渓相もかなり良さそうだ。以前、奥槍戸に行った帰りに偵察を行った。本流から正面突破は、大きな滝が立ち塞がっていて不可能、右側に踏み後らしきものがあったが相当危険なヘツリをしないと滝上には出られそうにない。左に100m程回ったところに比較的緩い斜面があり踏み後らしきものがあった。その怪しい踏み後を辿っていくと谷との小尾根に林道らしき道が現れた。その林道を少し登って小尾根の反対側に支流が確認できた。 今回のパートナーは岡ちゃん、GW中にどこかに釣りに行こうと約束していた。 |
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名無谷の入り口 ここのところの纏まった雨で水量は豊富 正面突破では正面の滝が越せない |
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リュックがーーーーーーーーー | |
5月に入り、天気も上々なので今日からウェダーを脱いで、渓流靴とスパッツスタイル、快適な釣りができそうだ。 小尾根沿いの林道を辿って渓の上側に出る。緩めの斜面(かなり斜度がある)から、樹木に取り付きながら渓への斜面を下り始める。岡ちゃんは、年に1、2しか渓流に入っていない急な斜面では登山用のテープで安全を確保しながら下降してきたが最後10m位がどうしても降りられず急な斜面に立ち往生、仕方ないのでロープを取り出そうとして 「岡ちゃん、リュックからロープ出してくれない。下側のチャックを開いたらロープがあるから・・・・・・そうそう、そこのチャックを引っ張ってくれれば・・・・・」 「あれーーチャック壊れたよ・・・・・・ 下のチャックが閉まらない どうしよう」 「ええ〜〜〜〜ーーーーー」 リュックを下ろして見てみると下のチャックが外れて閉まらなくなっている。 「長年酷使して使っていたから、チャックの目がとんでしまったみたいだなぁ」 「困ったなぁ、このままじゃ中のものが全部落ちてしまう・・・・・」 「とにかく渓まで降りないと、どうにもならないなぁ」 リュックを反対に背負ってロープを使って渓まで降りた。渓に降りてリュックの修復にかかるがうまくいかない。リュックの中にある分離のチャックを閉めて、上のほうだけに荷物を詰めて、どうしても入りきらない荷物は岡ちゃんのリュックに入れてもらい何とか釣りはできる状態になった。 降りた渓の水量は、多めであったが透明度は落ちていない。 「わくわくしそうな、流れだなぁ」 渓相は抜群で、魚影は濃いのだが、7寸以上が釣れない。平均サイズが6寸ってところ おかしいなぁっと思っていると 「バキバキバキーーカキーン・・・・・」 |
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休憩した場所の風景 渓が開けてきて もう落石の心配はない 水量は豊で透明、しかし、大きいのがつれない 滝下で釣ったアマゴ22.8cm 8寸まで届かない 自然林の若葉の間を柔らかな光が差し込む 渓流釣りには、最も良い季節がやって来た。 |
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休憩した場所から上流も、魚はそこそこ出たが、やはり小さい 少し上がったところで、あごに傷のある魚が釣れた 「最近誰か、釣りあがったみたいだ」 |
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林道発見 | |
最初の二又を過ぎた辺りから、魚のアタリがなくなり、次の二又からは魚影もなくなったので納竿 ちょうどうまい具合に林道が交差していた。地図で確認すると帰り道に予定していた尾根に続いているようだ。斜面を這い上がらずにすんだ。納竿から1時間あまり尾根道を経由して楽勝で車道に出ることができた。 | |
二つ目の二又上流 納竿地点 |
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納竿地点の少し下流に崩れた橋があり林道を発見 |
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左支流 | |
尾根の林道経由で車道に戻ってきたのが2時過ぎ、うまい具合に正面に左支流の入り口があった。 「まだ、時間があるからもう少し釣ってみる?」 「GWだから帰り道も込むしね OK・OK」 左支流は、車道から近くすぐ入渓できるため、それほど期待はしてなかったが、川幅が広く釣りやすい、良さそうな場所も連続する。釣り始めてしばらくすると、本日最長寸23.8cmが釣れた。(8寸には足りなかったが・・・・・)1時間程遡行すると入れ食い状態になり二つの谷合わせて50匹をこえたので納竿 岡ちゃんも8寸オーバーを釣り上げて満足げであった。 |
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本日最長寸23.8cm |
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岡ちゃんの8寸(24.2cm) |
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釣果52匹(キープ12匹) 最大23.8cm 30匹 24.2cm(岡ちゃん) |