四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2001年度)
    竿救出作戦決行  祖谷川C谷源流 

四国の渓流釣り

 2001/4/14 

再びC谷源流へ
 先週、納竿地点に忘れた竿を救出するためにC谷源流へ向かった。
 忘れた場所は、魚止めの滝から2、300m上流、一週間経ってしまったが、誰かが入渓しても竿を忘れた場所までは行かないだろう。熊か狸が釣りを覚えていて「こんなところに竿が・・・ラッキー」なんてことにならない限り、竿は元の場所にあるはずだ。

 入渓点は、植林の林道を最終まで辿り、連瀑帯を登りきった所から始めた。どうせ先週、釣った谷なので、あまり、いい釣りは期待できないが、9寸クラスを2匹バラしているから、それを何とか釣れないものかと密かに思っていた。

連瀑帯の途中にある土砂崩れ
連瀑帯の淵、下流200mは土砂に埋まっている。
連瀑帯も崩れた岩と土砂に埋まって、殆ど水は流れていない。
岩と岩の間を伏流している。
地図を持たない釣り人であれば、この水量を見て
これより上流に、素晴らしい源流地帯があることに気づかずUターンしてしまうだろう。

 連瀑帯より上も、水量は先週より少なめだった。週の間で雨が降った筈なのだが・・・・
渓に残る足跡から判断して、先週の私以外に入渓者は、いないようだ 今日の目的は一先ず達成できそうだ「一安心だ」 しかし、釣りのほうはなかなか厳しい
  「だ〜れだ 渓を荒らしたのは?」

 アマゴ20cm
小滝の上の淵尻から
淵尻に静かに近づかないと魚は散り、岩の中に隠れてしまう。

アマゴ22.5cm
中央の岩のエグレに餌を持ち込んだ
引きが強かったので8寸はあると思ったのだが・・・・

この渓は、山ワサビの多い渓だ、採取時期はもう少し経たないと駄目
アマゴと山ワサビ実にいいコントラストだ

ヘタクソ
 
先週9寸を落とした小渕にさしかかる。
 「いるいる でかい、でかい」
 岩陰にかくれて餌を投入、アマゴが餌に反応して喰いつく
 「よしよし、一二の三」で合わせる。
 「やったーーーー」
 ポチャァーーーン 「あわわわっ・・・・・」
 水際に落ちた。先週は淵の中央だったから
 「だいぶ、手元に近づいたなぁ チョッとはうまくなったのか???」
 釣れないのには変わりない  『へたくそ!!!』
 
再度、餌を投入したが、源流のアマゴと言えど そんなには純心ではない

 先週は、かなり残雪があったが、今日は魚止めの滝の前に少々
滝より上流にも、雪は無かった。
ここは、1200mをはるかに超えている。すっかり春の渓だ

右の写真が魚止めの滝
これより上は渓も狭まりアマゴはいない

魚止めの滝を越えて最源流部へ

「竿、有りました。」
薄情なご主人様を文句も言わず待っててくれました。
もう二度と忘れはしないから、許してね
「えっ信用しないって?」
「そんなぁーーわざわざ迎えにきたのに」

 テンカラ竿4m
 テンカラはしないが源流部では、そのパワーが頼りにしてますよ

 納竿地点、今は落葉して、殺風景だがやがて新芽が吹いて、新緑となれば素晴らしい風景となる。私は、ここの新緑時の風景がたまらなく好きだ。

 右の写真 
 大地に張った根に、広葉樹の力強さを感じる。
 先週はこの斜面を詰めて尾根を目指した。写真ではわからないが、斜度はかなりきつい。今週も先週のルートをトレースしようと思ったが、先週あまりにも、しんどかったので止めた。
川通しで林道を経由して、車止めまで1時間半強、先週が3時間半、先週のルート取りがあまりにも無謀だったことを認識した1日だった。

 
釣果14匹(キープ1匹) 最大22.31cm