最近、祖谷川の奥地に出かけるときは小島峠越えの林道白井線ルートから出かける。見の越ルートを取るより20分程早く到着することができる。ただ、山頂付近は道の凹凸が多く、凹凸をよけながらの運転はなかなか苦労する。林道白井線からR436に抜ける直前に猪に遭遇した。車道の真中をふさいでいるため邪魔だったので近づいて車のライトであおった。車道を逃げ出した。「あまり近づくと突然車に向かってくることがある」と、誰かに聞いたことがあったので少し離れてついていくことにした。子豚と親豚の中間ぐらいの大きさで「こんなのに突進されたら少々の修理代ではすまないなぁ・・・・・」と思った瞬間に猪が反転してこちらに向かってきた。「ヤッヤバイ」車を止めてクラクションを鳴らした。猪もあせったらしく1mくらいのコンクリートの斜面を乗り越えようとジャンプして失敗一度落ちてまた、這い上がって山の中に消えていった。何事も無かったので一安心して四ツ小屋谷川の車止めに向かった。 四ツ小屋谷川の車止めに着いたのは、猪で時間を食ったため4時半近くになっていたが、まだ暗闇のなかっだた。夏至から一月以上、夜が明けるのもかなり遅くなってきた。5時から出発、今回は名頃発電所横にある電力取水への点検道を通って電力取水から釣りあがることにした。車止めから取水下もかなりの水量があったが普段はほとんど水が無いからだ。 取水から釣り始めた、この水量で入れ食い状態になるはずの予定?だったが6寸前後が、たまに上がってくる程度で納得がいかない。水量が多すぎて本命のポイントに餌が届かないのが原因?もう少し水が引かないとダメなのか・・・・・・それは贅沢である。 キツイ登山道を200m上がって少々休憩して三嶺林道を下り始めるとアブの大襲撃が始まった。たまらず葉のついた小枝を折って追い払うが一向にアブの数は減らないむしろ増えてくる。立ち止まると体中にアブがまとわりつくため、休憩することもできず、この暑いのに手袋をして、車止めまでの約5km、1時間少々をただひたすら小枝を振りながら歩きつづけた。車に着いてからも大変で、いっしょに車の中に入った十数匹のアブと格闘した。
情報です。 三嶺林道の平尾谷の最後のヘヤピン下で土砂崩れになっていて車は通行止めになっています。(台風の影響だと思われます。)土砂はすぐ取り除けると思われますが、現場の状況から見てしばらく通行止めは続くように思われます。 |
電力の取水、完全にオーバフローしていた。水勢はもう少し少ないほうが釣りやすいのだが
落葉樹に葉が茂り夏の渓となっていた。
四ツ小屋谷川には電力取水から4つの古いエンテがある。右の写真は最後のエンテである。
いつもは絶好の釣り場となるが今回エンテからアマゴが出なかった。
9時をまわりやっと渓に日が差してきた。 この場所でしばし冷え切った体を温めた
やっと写真サイズのアマゴ8寸(24.2cm)
落ち込みの白泡の中から下の淵まで餌を追ってきた
小支流のアマゴ8寸(24.0cm)
放流するので検寸台にのせずに網の中で写真を撮った。
小支流も水量が多いがこれくらいなら魚は、餌を見つけられる。
ここから一淵一匹の入れ食い状態が始まった。
タイムオーバのため、最後の淵と決めた淵でアマゴ26cm
落ち込み左横の水勢が緩くなったところでアタリ
本流でのイライラが解消できた
アブ対策の秘密兵器 「小枝」
数百匹のアブを地面に叩き落した。
車止めまでの5kmこの小枝を振りつづけて右腕はボロボロになった。
感謝の気持ちで記念写真(車の外はアブだらけ)