フィッシングベスト

渓の道具箱
渓の道具箱  フィシングベスト

長年使っていたモンベルのベストに見切りをつけた。
きっかけはスノーピークのピニオンリール、コイツはピニオンリールがデュアルになっているので止めの安全ピンが太く少々の力では曲がらない。たぶん安全ピンが表生地だけに通っていたのだろう。ピニオンリールが何かに引っかかった勢いでベストが大きく破れた。
人に会うことが滅多にない源流釣りは『人目を気にする』概念は全くない。破れたところを安全ピンで止めたままでいいやと思っていたが他の部分も草臥れていたり洗っても取れない汚れが多分にあるので引退していただくことにした。

しばらくは前述のベストの前に使っていたシマノのショートベストを引っ張り出し使っていた。
「立ち込んでも濡れないベスト」のフレーズでショートベストが流行っていた時代の代物だ。源流釣りでフライベストのポケットの多さはオーバースペックだと思っていた。特に背中の大型ポケットはザックを背負っているので無用の長物・・・・あっ、一度だけザックを忘れて渓飯と飲み物を詰め込んだことがある。ザックを背負わない遡行は身軽で快適だったが背中のモゾモゾ感と後ろ向きに倒れた時に背骨を保護するものがない不安が嫌だった。

フライベストはオーバースペックなんだけどショートベストはスペック不足・・・・釣り道具だけなら問題はないけど長年フライベストに慣れ増えきた道具は収まり切れない。ある程度整理して実釣に支障がないようにしたが空いたスペースにOsmoPocketを押し込もうとしているので埒が明かない。

シマノのショートベスト
ショートベストの割にポケットが多いが内寸が狭く収納容量が少ない。当時より腹回りが成長しているらしくて道具を入れたら圧迫感がある。


ネットでフィッシングベストを探してみた。
Anglers Designのベスト、襟とポケットに遇ったオレンジの縁取りがセンスいいと思ったがセンスと縁遠い親爺が着ても大丈夫なのか???まぁ、人に会うことは極希だから・・・・(笑)
後から調べて解ったことなんだけど、ルアーフィッシング用のベストらしいがフライ用との差が未だに分からないでいる。 それともう一つ、Anglers Designは去年倒産していたらしく長年の愛用者から惜しまれる声が多く寄せられていた。

このベストもポケットが沢山ついている。
左上から
スノーピークのピ二オンリールにIDホイッスルとラインカッター
メジャー・ナイフ・針外しをDカンに付けポケットに収納
左下のポケットに仕掛け入れとハリス仕掛け
左手前にテンカララインと毛針ケース
右上は釣り道具(針、錘、ハリス等)現場で作らないので量は少ない。
右下はOsmoPocketセットがここに入る。

内側も左右にポケットが3段構え
右内側にメガネと手袋、左内側は現在のところ予備・・・・かなり整理した。

収納したものの位置関係は2回目の釣行で慣れてほぼ不満はない。
フィシングベストに道具を入れる利点はトラブルが発生しても直ぐにその場で対処できること。常に移動することが基本でその場その場の素早い行動が求められる源流釣りにとって必要アイテムだ。


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拘りの渓道具 渓流釣りは、釣り道具自体は至ってシンプルである。 しかし、釣り道具以外にいろいろな道具が必要になる。特に源流部を彷徨いながら渓遊びに興じ、安全に遡行し、無事帰還するための道具20年以上かかって現在のようなスタイルにいたりました...

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