岩魚谷の尺岩魚

尺伝説(大物記録)
吉野川水系  2004/5/30
アタリも魚の姿も全くないまま左支流から二又まで帰ってきた。地図では、左支流のみに水線が記入されているが、二又に流れ込む水量は、ほぼ同じくらいだ。この二又が魚止めなのか?あまり期待しないまま右支流への斜面を登った。初めの小さな淵でモゾモゾモゾ・・・・6寸くらいの岩魚が釣れた。
「こっちは、いるじゃない。」
次に7寸、さらに8寸 入れ掛り状態になってきた。細い流れの中で2m位の落ち込み岩と岩が斜めに重なり合った中を水が落ちていていい雰囲気を持った、たたみ4畳程の淵が目の前に現れた。
仕掛けを投入する。1発で岩魚独特のモゾモゾのアタリあった。目印が落ち込みへ動いた瞬間大きくあわせると2mの提灯仕掛けが落ち込みの中にもっていかれた。短仕掛けなのであまり無理はできない。竿先でテンションを保ったまま、落ち込みの底をグングーンという岩魚の引きを耐える。もう良い頃合だと竿をたて たがなかなか魚が浮いてこないグングーンの引きは強くなるばかりだ。二又8寸の比ではない。もしかしたら大物かも知れないという予感・・・・・慎重にいこうか?・・・・しかし、「どうせバレても岩魚や」という考えが頭の中を支配する。そして強引に竿を立てた。魚は少し抵抗したが水面近くに姿を見せた。「おぉっデカイ!デカイ・・・やっぱり、岩魚やなぁ」尺はありそうだ。さらに竿を立てて空気を吸わせてから淵尻の砂利へ引きずり上げた。検寸定規で検寸すると31.2cm 自己再長寸の岩魚だった。

 岩魚 31.2cm
 落ち込みの左側からアタリが合った。
タタミ4畳敷き程の小さいな淵だった。


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