魚止めの上

渓流釣り遡行記2015
東予水系  2015/5/14 晴れ
渇水までには至っていないが、渓沿いの林道は乾きはじめている。それとGWの賑わいでアマゴ達は餌を見たら逃げ回ってナーバスになっているようだ。
台風6号が日本列島の南を温帯的圧に変わり西から東に通り過ぎていった。既に台風7号が日本の南海上に居座って北上しようとしている・・・・今年は、まだ5月半ばなのに7つめの台風が発生している状況。異常気象?地球の異変?原因は何なのか?気象ニュースが解説しているが、差し合ったての関心事は「今回の雨が釣りにどう影響するのか・・・・」  積算雨量は100㎜以下、少し物足りないような気がするが大きな被害が出たり、渓が荒れたりすることを考えればちょうど良い雨だったのかも知れない。 さて、渓の流れは回復したのか?アマゴ達の活性は戻ったのか?出かけてみないと分からない。
GW中釣り人が入っていない渓はないと思うが、出来るだけ釣り人が入りにくい渓を選んだ。標高差600mを2時間半かけて上り渓に入った。ここから釣りはじめる人はそんなに居ないだろう。水量は少し多め、小さなアマゴが数匹水面で羽虫を追っている。今回の雨でGWの影響が少しだけリセットしているような感じだ。

石のエグレで7寸のアマゴを掛ける。
パーマークの間の彩りが濃く派手さを感じるアマゴ、雨の影響だろうか、先週よりも餌をよく追うような気がする。
岩魚しか釣れないとボヤいていたKEIZOUさんが9寸のアマゴを掛ける。前回は7割方岩魚だったが、今回は岩魚とアマゴが半々くらいだろうか。

この渓は渓相が素晴らしい
落込み、深淵、ゴルジェ、滑床 遡行は簡単で大巻するような場所がなく釣りやすい。
岩魚9寸(27cm) 俺の好きな長淵の中央からアタリが出た。

植林が見えなくなり渓沿いの広い場所に自然林が現れた。渓から外れ歩くだけで気持ちがいい空間です。
水量が少なくなりアマゴが棲めるような深みがなくなる。
もう、そろそろ魚止めだろう。まだ時間があるので竿を仕舞って上流で登山道が近づく場所からエスケープすることにする。

しばらく源流を辿ると渓が狭まり傾斜が出てきた。
徐々に深みがある場所が現れ流れが復帰した。流れが戻るとアマゴが泳ぐ姿が見えるようになって来たので竿を出す。
KEIZOUさんが掛けた9寸 源流のアマゴらしい いい顔をしている。

流れが復帰してアマゴがの姿が見えだしたのは直線距離で200mの間、そして、二又の大滝にぶち当たった。これが本当の魚止めだろう。左は深みと淵をを持っている。大物の期待が高まったがアタリすらなかった。目的の登山道は大滝の50m上に在るはずなのだが周りは垂直の岩壁で取り付く糸口が見つからない。
結局、林道が交差する場所まで引き返してエスケープすることになった。

水が伏流して涸れると、そこで釣り人は引き返してしまう。渓が狭まり傾斜が出てくると流れが復帰するような場所が希にある。もし、そこにアマゴが居ればいい思いをすることになる。その場所が地形図で読めたらいいのだが条件はなかなか判断しづらい。
真面目に足で稼ぐしかないようだ。

釣果:13尾 最大27cm(岩魚) キープなし 遡行距離16.4km 標高差850m

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