高巻きの渓 魚止め

渓流釣り遡行記2015
吉野川水系  2015/4/22 晴れ
山の高い場所には、まだ山桜が咲いている。里山と比べると2~3週間ほど遅いようだ。林道を歩きはじめると低木が芽を吹き、ミツバツツジやアケボノツツジが咲き始め渓流沿いの山容は春らしくなってきた。
今日の目的は、去年二又を掛けて中途半端に終わった「高巻きの渓」の魚止め確認をすること。思ったより週の初めに降った雨の影響で水量が多く遡行が苦労しそうだ。
水量が多く本命筋に仕掛けが入れることができず苦しい釣りが続く、源流域に入るまで唯一のアマゴ7寸(23cm) アタリは2回しかなかった。左の淵は落ち込み口が狭まって垂直に水流が落ちているので流れが暴れていなく素直だった。

大滝2つ
もの凄い水量で離れていても飛沫が飛んでくる。右の写真の滝 遡行記を読み返すと高巻きがメチャクチャ怖いと書いてあったので「嫌だなぁ・・・・」と思っていたが一つ下の段から高巻くと、なんてことはなかった。


大滝を越えて源流域に入る。
まだまだ水量が多いが、渓が緩くなり幾分落ち着いてきた。アタリが出はじめ漸く2匹目を掛ける。

魚止めの確認と言っても釣れないと
アマゴが居ないのか、腕が悪くて釣れないのかが判断が付かない・・・・
二又を過ぎると淵ごとにアタリがあり、アマゴが居ることが明確になった。
アマゴが出はじめて気づいたことがある。
どのアマゴも腹がパンパンに膨れている。
初めは産卵ができなかったのかと思っていたが卵の粒々感がないし、雄もパンパンに膨れている。
なにかご馳走を腹一杯喰っていそうだ。
下流で釣れなかった原因は、これかも知れない。

二又から標高差100m付近(上の写真2枚)
渓相は抜群なのだが30分以上アタリが止まっている。そろそろ魚止めか?
経験的には二又から標高差150m上の渓が分かれて散る辺りが魚止めだと思うのだが・・・・幅広の滝が現れた。滝上の様子を見て納竿としようか?

滝上で遅めの昼食を取りながら浅い淵を見ていると小さなアマゴが走る。「居るじゃない」 まだまだ止める訳にはいかない。その上の淵で5寸を落とす。そして、もう一つ上の淵で6寸を掛けた。



2又に分かれて渓が散り始める場所までやって来た。二又の合流ポイント、仕掛けを入れると目印がスーッと動く合わせを入れるとなかなか浮いてこない。
本日最大 8寸(25.5cm)のアマゴだった。
これだから源流の魚止め確認は止められない。

時間が少々余ったので右支流に入ってみた。去年は全然釣れなかったが1尾掛かった。魚止め確認をするには、もう時間がない。また改めてになるが左支流ほど魅力がない。

釣果:12尾 最大25.5cm キープ無し 遡行距離11.4km 標高差500m

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