春の釣り クネクネ谷

渓流釣り遡行記2015
那賀川水系  2015/3/21 晴れ

クネクネ谷の車止めは自宅から3時間以上走らないと辿り着けないが過去4回釣りに出かけている。下流は大淵、中流は中淵の連続、上流はクネクネカーブを水流が当たって出来た深みと変化に富んだ釣り場が魅力で那賀川水系の中で好きな渓の一つだ。釣果は水量によって変わる。過去4回の遡行から判断すると比較的水量が少ない方がポイントを絞れて良かったような気がしている。標高差は出合いから水線切れまでそれ程ないがとにかく渓が長いため魚止めを確認することが出来なかった。4回目の釣行で漸く魚止めに辿り着いたのを区切りに10年以上出かけていない。

ダートの林道は林業作業場所まで整地してあったが、それ以降は落石がゴロゴロ転がっている。暫く進むと大きな岩が進行方向を塞いでいた。村兆さんが車を降りて車が通れる幅に片付けてくれたがそれから先も大きな岩がゴロゴロでハスラーちゃんでは無理のようだ。 車を待避する場所がないので広い場所までバックしてくると1台の車が止まっていて釣り人が2人、釣りの準備をしていた。
何処を釣るのかと聞くと上流を2手に分かれて昼まで釣るらしいがこちらの意向は気にしていないみたい。暗黙のルールは先着優先だから我々に優先権がある筈だが・・・・ちょっとカチッときたが昼までだったら入渓予定場所までは届かないはずなので「林道から上を釣る」と告げた。

車道を3km弱、30分少々のアルバイトで林道の入り口に付いた。この林道は地図に載っていないのにどうやって見つけたのか記憶にない。つづら折れの急斜面を50mほど登って後は平行移動。ちょっと不安に思っていたのはザレて切れ込んだ場所が数カ所あったような記憶が残っていた。平行に細い林道を少し歩いていると林道の跡が薄ら残っているだけで上も下もザレっぱなし、渓まで50m滑り落ちれば「痛い」だけでは済まない。上斜面に手をついて体重を掛け、足切りをしながら慎重に通過する。ズーッとザレっぱなしなので一瞬たりとも気が抜けない。小渓を越えてもうすぐ林道が下降しはじめる手前で渓筋が大ザレして林道がなくなっていた。ここも足切りをして慎重に渡れば通過できるかも知れないが滑り落ちるリスクが大きすぎるので戻って植林の急斜面から渓に下った。いつもは30分少々もあれば渓と交差するのに1時間もかかってしまった。

村兆さん、今日はテンカラで通すらしい。
渓流竿も餌も持ってきていないから潔いい。


連続で2尾 次に8寸が釣れた。
今年は釣り人が入ったような形跡がない。今日はムチャクチャ釣れるかも知れない・・・・と思っていたらあとが続かない。

中流は中淵連続の渓相
1~2mの落ち込みに、ほどよい淵が形成されている。小谷から流れ込む2、30mの細い滝が横に見えるだけで本筋には滝がないので高巻きもない。


魚が出るのは殆どが渕尻
落ち込みに餌を沈めてもアタリがない。完全に春の釣りだが落ち込みにいるはずの大物は何処にいったのか?

右の写真は村兆さんが掛けた7寸(23cm)メジャーが出たが8寸に届かなかった。
渕尻にアマゴが浮いているから村兆さんのテンカラが調子いい。
エサ釣り換算10尾を改め5尾で勝負をしたが勝負にならない。最終、エサ釣り換算2尾でも負けた。
上流部はクネクネと渓がカーブしている。
大水が出たときカーブした場所が水流でえぐられて深みができ絶好のポイントになる。
ザレた嫌らしい林道を通りたくないので下流部は川通しで帰ることにした。
3時間もあれば帰れるだろうと見積もり納竿時間を2時30分に設定した。上流の2又でちょうどの時間、2又から古い林道が続いているが、崩れて途切れたり、倒れた大木が塞いだりで荒れ放題、前回は1時間で林道と渓が交差する場所までだったが2時間近く掛かってしまった。
あとは下流部の川通し・・・・結構大場所が続く
釣り上がりだと巻き道を意外と簡単に見つけることができるが渓を下ると、まず大場所を通過できるか近づいて確かめてから探し始めるので時間を喰う。
それに、上りと下りが逆なので斜面の取り付きが際どくなってしまう。
何とか明るい内に車道まで着いたのが6時半 納竿から4時間も掛かってしまった。
それから、暗い車道を落石に躓いて渓に落ちないように山側を歩くいた。
車についてスマホの遡行データを見てみると22kmオーバー
ムチャクチャ疲れた。
釣果:32尾 最大24.5cm キープ0 遡行距離22.4km 標高差280m

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