ハスラー 亀になり救助される

四国渓師ブログ

去年の健康診断で見つかった病の治療を終えて2ヶ月、身体は至って元気なのだがぐーたら生活を続けてきた性でウエスト周りが5cm以上成長してしまった。体重は全く変わらないのに何処へどんな風に肉が付いたのか見当が付かない。(主に脂分やね)このままブクブク太るのもかなわない・・・・久しぶりに山歩きをしようと思った。

朝2時に起き3時に家を出て瓶ヶ森林道経由で石鎚に向かう。朝駆けで車を走らす感覚が新鮮で気持ち良かった。
石鎚に登るのなら西ノ冠岳に寄れるかも知れない・・・・無理かな・・・・天狗岳を諦めれば何とかなるかも知れない・・・・4ヶ月前の釣行で最後の100mの急登が登れずバテてしまったことを思い出した・・・・それからシンドイことはできるだけしないように避けてきた・・・・石鎚だけでも無理なんじゃないと弱気になった分岐で、四国百名山の東三方ヶ森を潰しておきたいと嫌らしい考えがチラツキ今治方面に進路を変更した。

石鎚より楽だと云う勝算はあった。
つい最近、林道を通った事がある友人の話では最初のヘヤピンまで車で行ける情報を貰っていた。そこから車道を歩き尾根に乗れば急登はないとカシミールで確認済みだった。
山道に入り2km程でダートに変わった。気になるのは谷筋へ水を流すための横に切っている凸轍の高さが大きいことだった。いくつかの凸轍をやり過ごし前面が抉れた凸で車の底を擦った。まぁ、ダートではよくあることなのでゆっくりと轍を抜け走り出すと鈍い変な音がして座席の下に振動が伝わってきた。車が動くと音がするので四駆のシャフト付近だろうと想像してみるものの横から覗き込むだけではよく分からないがこれ以上走るのは無理のようだ。

スマホ地図で現在位置を確認する。歩けば何とか山歩きを続けられそうな距離・・・・しかし、山から戻って来て行動を起こすのは無理がある。
斯くして今回の山歩きは朝の6時過ぎに終了した。

写真で見た目より深い凸轍

スマホの電波が届かない。
ロードサービスを呼ぶにも電話が出来ないので来た方向に歩きはじめた。電波を通じたのは歩きはじめて4km程の場所、4kmと云ってもほぼ下りだったのでウエストの減少に影響はなかった。保険屋のコールセンターに電話をかけロードサービスの手配をしてもらった。それからロードサービスから電話があり待ち合わせ場所を決め、国道の入り口まで出て救援を待った。2、3時間かかるのかと思っていたらコールセンターに電話してから50分でロードサービスと合流した。  凄いぞ損保ジャパン!!

前輪を乗せて引っ張るだけでは四駆のシャフトが回るので後輪を補助車に乗せてくれた。どうやって乗せるのかと思っていたがテコの応用で車体が持ち上がりメチャ手際が良かった。補助車に乗せたことで車幅が広がり林道の道幅ギリギリ・・・・転がった落石を横に除けるシーンもあった。
ロードサービスの営業所で車載車に積み替え、今治から地元の車屋さんまで高速を経由して運んでくれた。(来る時は下道だったのに)

ロードサービスの費用は15万円まで無料なので持ち出しは要らなかった。損保ジャパンさん、ロードサービスさん、お世話になり本当に助かりました。
ありがとうございました。
今日、車が直ってきた。シャフトのカバーが曲がり、カバーののゴムがシャフトのボルトに擦れて音や振動がしていたそうです。修理はカバーの曲がりを元に戻すだけだったのでお代は要らないってさ・・・・初めての経験、いろいろあったけどなんとか現状復帰しました。
それにしてもハスラーに足りないものは『釣り車ハスラー』で散々書いてきたことだけどロードクリアランスに尽きる事が我が身を持ってよく分かる話でした。
ちなみに先の友人の車はジムニーです。

 

さて、ケチが付いて相性が悪い東三方ヶ森をどうやって登ろうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました