天空の鳥居 稲積山周回
四国の渓流釣り

四国の山歩き     2020/2/5 晴れ 四国の渓流釣りモバイルモバイルサイトはこちら
渓流釣りが始まりオフトレ山歩きは一応の終了になったが前々から気になっていた稲積山、車で行ける山なので近くまで行ったついでに寄ってみた。シンボルの『天空の鳥居』は想像以上に素晴らしく感動を覚えた。それにも増して鳥居から見下ろした観音寺市街・燧灘から天空に続いているような石の階段を登って見たい感情は正常な心の動きだと思った。
稲積山単独では少々物足りない・・・・周辺の山を周回して再び車で上り夕陽が沈む絶景をタイムラプスに収める計画を翌日に実行することにした。
Google Earthによる遡行図
Google Earth ツアー

遡行データ
 日時:2020/2/5 /9:40~15:15
 標高差:440m
 遡行距離:12.4km 
Start
 高屋神社下宮(60m) ⇒9:40
 高屋神社中宮(270) ⇒10:03
 稲積山(404m) ⇒10:49-11:17
 上之山(444m) ⇒11:55
 南七宝山(389m) ⇒12:25
 不動の滝分岐(250m) ⇒12:51
 不動の滝(100m) ⇒13:11-13:44
 旧道分岐(10m) ⇒14:15
 高屋神社下宮(60m) ⇒15:15
Goal
遡行地図

標高グラフ
国土地理院web地図

山歩き動画



稲積山
高屋神社下宮境内の裏手が稲積山登山の駐車場になっています。表に回り鳥居の下階段から本殿の上に天空の鳥居が見え『天空』の想像力を掻き立てられます。登山道はコンクリートの舗装がなされだんだん傾斜が上がっていきます。神社から5分も歩かない場所にバスの停留所があり1日3往復の観光シャトルバスが運行しているようです。こんな山の麓に誰が昇降するのかと思っていたら帰りに高屋神社に戻って来たときに2人の若い女性が観音寺駅行きのバスを待っていたので『天空の鳥居』の人気の高さが覗えます。
路線バスの停留所は高屋神社を下った国道沿いにあるようです。

シャトルバス停留所
十一丁の石標がある場所から葛籠折れがはじまり、高屋神社中宮を越え九丁辺りで舗装がされてない道に変わる。何合目はよく見るけど丁表示は珍しい。11スタートなので1丁目が頂上で10等分になっているのか?3丁まで目にしたが2、1がなかったのでよく分からなかった。
葛籠折れは正面に見えた岩壁の横を登っているのでキツい、下ってきた女性の方が「まだまだ、続きますよ」と教えてくれたのは余計なことに思えた。

丁の石標『十一丁』

高屋神社中宮

キツい葛籠折れは地図通りに続いている

チョットゴツゴツしてきた

開けた場所から観音寺方面の眺望

五丁を越えると山道は緩やかで真っ直ぐになってきた。
いよいよ鳥居に続く階段がはじまる。緩いカーブを曲がれば鳥居が見えてくる。上から見下ろした時のような威圧感はないが結構長い。石を横に並べた古い階段、ぐらつく石もあるので気を付けないと下まで転落してしまいそうだ。

石の階段が始まる

階段の途中に『ゆるぎ岩』

近づいて来た

天空の鳥居

下を見るとこんな感じの絶景
 
目立つ鳥居に比べひっそりした高屋神社上宮にご挨拶

南七宝山・不動の滝に向かう
天空の鳥居はいつまでも居たい場所なのだが周回が終わったら車で上ってくるのだからと神社を後にした。そう『天空の鳥居』は車で来るのが一般的・・・・それをどうして態々歩いて登るのか?世の中には前のプロセスが大事なことだってある訳だし時間を掛ければ見えなかったものも見えてくる。
北側の駐車場に下る途中に仁尾展望台があって荘内半島と燧灘が一望できる。
ここも絶景だ。

仁尾展望台
駐車場左横から山道に入る。
不老長寿の神泉の案内があったので山道を外れてみたがショボかった。標高500m未満の山が連なる七宝山系の尾根道ではあるがよく整備されている。また、里山歩きは眺望が期待出来ないのが最大の弱点と云えるが偶に開けた場所から瀬戸内海が見えるのは素晴らしい。
南七宝山に向かう前に1等三角点『高野山』を拾いに寄った。三角点の横に山名指標があり『上之山』チョットややこしいなぁ、こう云うのは三角点名に統一してくれた方が有りがたいと思うのは俺だけではないはずだ。
 
快適な尾根道

高野山or上之山??
一旦車道を横切って再び尾根道に入る。
車道に2台の軽トラが止まって猟をはじめるらしいので急ぎ足で前進あるのみ、途中まで先陣を切って厳つい顔つきをした猟犬ストーカーされたが吠えられることはなかった。
地図では北から七宝山・志保山・七宝山と表記しているが南の七宝山は南七宝山と呼ぶらしい。ここも三角点名が『桑山』で山名と違っていた。
南七宝山を過ぎると尾根道の案内が『不動の滝』に向かわせようとしていた。予定では稜線を進み301.7の3等三角点『平峰』を拾い高屋町に下ればいいと思っていたがそこまで案内するなら不動の滝に行ってみようと方針を変更した。しかしだ、不動の滝に下ってしまえば車を置いた場所と山を挟んだ反対側になるので長い車道歩きを覚悟しないとならない・・・・
「まぁ、いいか・・・・」

ここも整備された尾根道 猟犬にストーカーされた

稜線と外れた場所に南七宝山の山頂
 
不動の滝が誘っている。
山道はコルで尾根道から谷筋に変わった。大きな木が沢山生えた広い谷筋だったが水は流れていない。滝から水が落ちているのか?心配になった。谷筋と車道が交差する場所が七宝山系の登山口になっている。車道沿いの砂防エンテには水が溜まっていた。
 
砂防エンテ

豊中町の展望台

滝の水はエンテに溜まった水を一定量流しているみたい

滝の全貌 落差50mとスケールがデカイ

不動の滝横には豊中砕石場があり大型ダンプがひっきりなしに通る。急な坂道なので目一杯アクセルを踏むから排ガスを吸い込むとめまいがしそうになった。
南に張りだした尾根を回り込んだ場所から旧道に入り交通量は少なくなった。昔はメインの道だったことを考えれば車を交わすのがやっとの狭い道で大変さが覗える。

権現稲荷神社
古く傾きかけ色褪せた鳥居が残念

だんだん稲積山が近づいて来た、岩壁を配したカッコイイ山だ。
天空の鳥居がはっきり見えている。
 
四国のみち案内指標
高屋神社下宮近くの池から見た稲積山、ここまで近付くと鳥居は見えなくなる。ここも本山寺から高屋神社までの四国のみちになっていて最近見慣れた案内指標、高屋神社まで0.4kmとあるが坂道が続きメチャ遠く感じた。

山歩き的には稜線を進み三角点『平峰』を拾い下った方が良かったかもしれないが、苦手な車道歩きに慣れておくのもいいかもね。
この後、車で行った『天空の鳥居』は後日、ブログにてアップします。

   四国渓師ブログ⇒『天空の鳥居 車で行く