五色台 一色欠けた周回
四国の渓流釣り

四国の山歩き     2020/1/17 晴れ 四国の渓流釣りモバイルモバイルサイトはこちら
高松と坂出の間にある台地は白峰、紅峰、黄ノ峰、黒峰、青峰のピークがあることから五色台と呼ばれている。
五色のピークを周回する計画、いろいろルートを画策してみるが広大な台地の西端に離れた位置にある白峰を五色ピーク周回ルートに組み入れるのは距離的に無理があると云う結論は動かしがたい。なら邪道?ではあるが四色峰(黒峰・紅峰。・黄ノ峰・青峰)の周回が終わった後に車で移動して白峰を拾い五色峰コンプリート達成でもいいと云う段取りにした。
Google Earthによる遡行図

Google Earth ツアー

遡行データ
 日時:2020/1/17 /9:46~19:39
 標高差:440m
 遡行距離:20.2km 

Start
 五色台スカイライン(430m) ⇒9:46
  阿弥陀越 ⇒10:39ー10:43
 黒峰(375m) ⇒11:11-11:21
  山道分岐 ⇒11:50
 紅峰(245m) ⇒13:34-13:47
 黄ノ峰(174m) 16:00-16:14
  尾根分岐 17:00-17:10
  少年自然の家 18:00
 青峰(449m) 
18:50-19:07
 五色台スカイライン(430m) ⇒19:39
Goal
遡行地図

標高グラフ
国土地理院web地図



黒峰に向けて出発

さて、何処に車を置けばいいのか?
「あとで白峰」が頭にあるので白峰に近い方がいい発想で五色台スカイラインの入り口にあるトイレ付きの中山休憩所に車を置いて出発した。

車道の横に山道がついているのが目に入った。山道を歩く方が気持ち良いに決まっているので適当な場所から山道に入ってみることにした。あまり人が歩いたような気配がなかった。倒木や剥き出しになった石、進路を阻む雑木などで歩き難い・・・・今日は長帳場になりそうなので余計な負担は少ない方が良いと直ぐに車道に復帰した。
苦手としている車道あるきなのだが側面に落ち葉が積もっているので足底への負荷が小さい、スカイラインは概ね下っているからスピードが上がるけど山などの障害物があると大きく迂回しているので山道をショートカットしようとしたら道が途切れてしまい引き返してきた・・・・絶対こっちが早いと思っての行動だったが大きなロス・・・・いらんでエエことは止めにする。


山道に入ったが荒れていた。

車道の側面に落ち葉があって足底への負担軽減

数少ないランドマーク 阿弥陀越のお堂

対面の尾根
左の天文台が少年自然の家で右の電波塔が青峰のピーク
10:30 五色台を下り紅峰、黄ノ峰に登り戻ってこられるのか?

黒峰が見えてきたが登り方ががよく分からない。東側の駐車場がある場所からだと思っているのだが黒峰と三角点を拾うには縦走が効率的のような気がする(地図には道がない)尾根のコルは分かりやすいので車道から外れて山の中に入ると赤テープ
「はぁはぁー、入り口はここで間違いない」
登りはじめると赤テープはなくなったが尾根を外さないようにすれば大丈夫だ
やがて赤テープが密集してきた場所、たぶんこの辺りが黒峰山頂だと思うのだが山頂を示す指標がない。GPS上はオンザポイントなんだけど・・・・5分くらい探したが見当たらないので3本の赤テープが巻かれた木を黒峰山頂とした。
赤テープは三角点に向かい続いていたのでの東側の駐車場が正式な登山口なんだろう。
それにしても、三角点と山頂が違うのはややこしい。理由は三角点がピークじゃないからなんだろうけど・・・・


黒峰の入り口の赤テープ

指標が見えたらないのでこの木を黒峰ピークとした。

岩場が現れた

3等三角点 丸山

紅峰に向かう

山道から五色台を下降する。緩やかに下っていた落ち葉の道は急下降しはじめた。雑木を払った切り株は鋭角に尖っていて転んだら串刺しになりそうなので慎重に下る。次に足場の悪い斜面を横移動してやっと真面な道とであった。下りだから良かったものの登りなら閉口する。この点線道は一般者向けの登山道になり得ない。


下りの山道
 
自衛隊の宿舎

足場の悪い横移動の道

正面に紅峰が見えだした。

亀水町に下ってきたのは13時前、紅峰は西側の窪んだ場所から登り先端まで出て縦走するつもりでいたがそんな余裕はなさそうだ。原因は小さなロスはいろいろあったが出発が10時前になったことしかない。完全に里山を舐めているわ!!

紅峰の登山口
正式には下の神社の階段が登山口のようだが道順の都合ショートカットした。讃岐の丸い山は山の輪郭をそのまま登って行く感覚で直登の急勾配が当たり前なのは紅峰も同じだった。途中、山頂と岩場に分かれる。山頂の道は地図の点線道とは異なり直で山頂に続いていた。急勾配と云っても登る標高が低いので程なく山頂に立つことができる。 

岩場と紅峰山頂の分かれ標識

紅峰山頂
 
紅峰山頂で13時40分、先のことを考えれば素直に来た道を下るのが正解なのに『岩場』が気になり赤テープに誘われるまま点線道を紅峰の広尾根を彷徨いはじめた。GPSの軌跡を確認すると要らぬ方向に進んでいることに気づき点線道に向かい修正しようとした。最悪は崖の上に出てしまうだったが赤テープ付きの横道と出合った。これで復帰できると思いきや登山道とは思えぬ木を切っただけの筋を50mの急下降して岩場の真上に出て赤テープが途切れた。
岩場の下で話声が聞こえてきた。クライマーのようだ(後で調べてみると紅峰はロッククライミングの聖地であることが分かった。)・・・・岩場の上に立ちたかったが石でも落としたら大変だと思い自重した。幸いなことに往路で登った登山道と近かったので立木伝いに登山道へ復帰することができた。

横道

岩場の上
岩場の分かれ道は岩場の下に続くようだ。

黄ノ峰へ向かう。

紅峰から下ってきたのが14時45分・・・・1時間半以紅峰でいたことになる結構ロスった。急いで黄ノ峰に向かいたいところだがメッチャ疲れたので自動販売機でコーヒーを買って一息入れた。
黄ノ峰の登山口は高松ー坂出バイパスと接触する場所、ショートカットに農道を使った。急斜面を登った先に道が伸びている筈なんだがゲートで通行止め・・・・引き返すしかない。次は旧水路のみちはなんとか繫がっていた。こう道が多いと何処を通れば良いのか迷ってしまう。


水路の道

お堂の裏手が黄ノ峰登山口
 
謂われが書いてあって黄ノ峰の山頂には黄峰城(おみねじょう)があったそうだ。
黄ノ峰(きのみね⇒おのみねだろうか?)
お堂の標高が50mなので標高差120mの登り

黄ノ峰山頂(174m)
4等三角点 黄峰

青峰に向かう

今日は全く眺望に恵まれなかった。
バイパスからみた海が一番の眺望になるとは思わなかった。

 
道の向こうに出て写真を写せば良かったが
ひっきりなしの車と歩き疲れて小走りする元気がなかった。
 
青峰に続く尾根道の分岐までやって来た。
計画では八十二番札所の根香寺と青峰をセットで考えていたので車道を歩くつもりでいたが根香寺・青峰より車まで帰ることが優先しないと行けない時刻になってきた。尾根道の方が距離が短く時間の短縮ができるし、手摺りがついた階段の広い山道・・・・暗くなってもヘッドランプがあれば何とかなりそうだなので尾根道を進むことにした。

尾根道

ドコモの電波塔
 
尾根道は整備されていて月明かりでも大丈夫じゃないかと思っていたがドコモの電波塔を過ぎた辺りから草の刈り込みが終わってなんか怪しくなってきた。
 
こんな所にも石鎚神社
下りの距離目印になっていた

幾つかベンチが現れ「休んで行きなよ」と誘われたがそんな余裕はない。
明るいうちにヘッドランプを付け暗くなったときに備える。

・・・・スミマセン・・・・暗くなってきたのでここから写真がありません。

それなりに道っぽい道が続いているので不安はなかったけど真っ暗になり『やばいかもしれない~』と動揺が広がり出したとき少年自然の家のフェンスが目の前に現れた。フェンスをどう乗り越えようか?と考えながら10m程左横に進むとフェンスの切れ間があって敷地内を通り車道に出ることができた。

トボトボ車道を歩きながら考えた。
「青峰のピークまで車道が通じているから『行けるんじゃねぇ』・・・・」
なんちゅう阿呆なことをかんがえているのかと思いなながらもミッション継続
ヘヤピンの車道を登って電波塔群に到着すると電波塔施設内に照明がついて作業をしていた。
こっちはヘッドランプを点けたメチャクチャ怪しい親爺
「青峰の三角点は何処ですか?」と聞いたときには通報されるに決まっている。
三角点から20m以内に近付いているし広いピークだから標高もほぼ同じなんだからミッション完了でいいだろうと青峰を後にした。

それから1km、車を置いた場所まで戻り長~い五色台周回終了
白峰はどうしたか?って・・・・
そんなもん疲労困憊で次の機会にします。
阿呆は阿呆でもそこまで阿呆じゃありませんって・・・・