三嶺-剣山 縦走
四国の渓流釣り

四国の山歩き

2017/11/17 晴れ/曇り

Google Earthによる遡行図
四ツ小屋登山口(6:35)-三嶺(9:15~10:00)-カヤハゲ(10:45)-白髪分岐(11:25)-
平和丸(12:00)-高ノ瀬(13:30)-丸石分岐(14:30)-丸石(15:00
次郎笈(16:40)-剣山(18:00)-見ノ越(19:30)-四ツ小屋登山口(20:00)

四国百名山:三嶺  次郎笈  剣山

三嶺:1893m
剣山:1955m
 三嶺-剣山の縦走を考えていた。
 白髪分岐と次郎笈の間を歩けば、一ノ森から牛の背までの縦走路がつながる意味は大きい。
 縦走者の思考は単純だ、常につなげることしか考えていない。
 あえて拘りがあるのならどんなルートを辿ったら理路整然とした美しくしい軌跡が描けるのかだけ

 問題は体調不良で10日間歩いていない。
 いつもなら2日もあれば元気になるのに1週間もかかり、悪い病気じゃないかと心配になった。
 三嶺は標高差1000m、三嶺を登った後、剣山・見ノ越まで20km近くの長丁場
 今は元気だが病み上がり、日没が早くなっているし・・・・大丈夫やろか???
 しかし、この先寒くなって雪が積もれば、もっと難しくなる。
 来年に持ち越し・・・・今しかないと思った。
 帰りは見ノ越から四ツ小屋まで自転車で一気に下る作戦
 自転車を車から降ろしていると
 「自転車で登られるのですか?」と話しかけられた。
 三嶺から剣山まで縦走して帰りに見ノ越から四ツ小屋まで自転車で下ると説明すると
 「それは、お疲れ様です」と云われたので
 「まだ、疲れていません」といったら笑われてしまった。
 
 四ツ小屋登山口 車の車外温度計は-2℃、
 この温度なら樹氷を期待出来そうだが、見ノ越から見た剣山と三嶺には樹氷は付いていなかった。
 「寒いだけか・・・・」って感じだ。

 6:35 新道から登りはじめる。

ザクザクと霜柱を踏みしめて歩く。
気温が上がり泥濘むと嫌らしいが霜柱を踏む音が心地良い。
 
実は新道を登るのははじめてだった。
イメージは植林の中を歩くのはどうもねって思っていた。
しかし、植林を見たのは一瞬、後は快適な自然林の道が続いていた。
三嶺まで尾根を辿るルートなので理にかなっている。
まだ、晩稲の紅葉が少し残っていた。
大きなブナも現れはじめた。
気になったのはヤドリギ
光合成は自分でするから元木への負担は少ないと云われているが
これほど多いと心配になる。

意外と早く四ツ小屋林道と交差した。
相当ショートカットになるから釣りでも使えそうだ。
 
細尾根の登山道
ブナの間をすり抜けながら歩く贅沢な登山道だ。
 登りはじめから1時間 漸く登山道に陽が差し込んで来た。
気温が低いせいか上着を脱ぐには至らなかった。
並んだブナ
真っ直ぐのびスッキリとしたブナが多い
ダケモミの丘に突入した。
樹林帯の隙間から三嶺の斜面が見えだし、登山道の脇に笹
そろそろ森林限界を抜け三嶺の斜面が近い。

実に三嶺らしい風景
急斜面の笹原を斜めに登って行く感じが堪らなくいい
山頂池の風景も実にいい
ここに池があることにより、三嶺の美しさが一段増している。
三嶺ヒュッテも笹原に溶け込むコメツツジようで違和感がない。
三嶺山頂(1893m)
祖谷山系の展望
牛の背・天狗塚方面
いつ見ても、この稜線の展望は素晴らしい
 
今から向かう稜線を望む
剣山まで17km、概ね平らだと思っていた縦走路のアップダウンが気になる。
縦走をしようとしているのに三嶺で30分も止まってしまった。
なに、時間が足りなくなれば奥かずら橋分岐を下ればいいだけの話
奥かずら橋からなら歩いて30分もあれば四ツ小屋登山口戻ることができる。
『 三嶺-剣山 縦走2』に続く

三嶺-剣縦走 遡行データ
   距離:23km 自転車:10km  標高差:1040m
   四ツ小屋登山口(910m)-三嶺(1893m)-カヤハゲ(1720m)-白髪分岐(1720m)-
   平和丸(1700m)-高ノ瀬(1740m)-丸石(1683m)-次郎笈(1930m)-剣山(1955m)-
   見ノ越-(この間自転車)-四ツ小屋登山口
標高マップ
 
 遡行ログ軌跡(地形図)

三嶺-剣山 縦走
アップロード:2017/11/20