曼陀峠-余木崎 阿讃縦走
四国の渓流釣り

四国の山歩き 阿讃縦走コース

2016/1/11 晴れ

 曼陀峠(8:30)-金見山(11:00)-大谷山(12:20)-余木崎(16:00)
 阿讃縦走路 三角点
①海老済 3等
595.0m
②石砂 4等
588m 9:50
③田野々 2等
595m  11:00
    
④石ノ口 4等
366m  13:50
 ③余木崎 4等
45m  15:35


大滝山から西へ刻んできた阿讃縦走路、いよいよ西のゼログランド余木崎に向かいます。
ピストンで歩くには少し長いので、田野々の県道でもう1回刻もうと思っていましたが
新年会の予行演習(そんなのあるんだ)で村兆さんアッシー君を頼んでみたらアッサリOK
曼陀峠-余木崎を縦走します。
左上:前回に引き続いて曼荼羅峠から西に向かいます。
右上:四国のみちとはここで分かれる。左⇒65番札所三角寺に向かっています。
左下:左に行くと愛媛・徳島・香川の県境にある三角点海老済に向かう山道、前回辿ったのでパス
右下:愛媛-香川の県境になっても『阿讃縦走コース』の指標があります。
というか、「ここも阿讃縦走コースなんだ」と他よりも指標が多めにありました。

来た方向を振り返ると雲辺寺山の電波塔が見えます。

石砂林道と交差しました。
阿讃縦走路はザレ気味の山道をジグザブに折れながら稜線に復帰します。
石砂の三角点までは、曼陀峠から下ってきた以上の標高差を登ることになります。
曼陀峠から余木崎まで500mの標高差を下るのに累計で900m近く登っています。
これが阿讃縦走路らしいところですね。

石砂の三角点から金見山まで快適な稜線歩きが続きます。

金見山の登り起点から県境の木を幅広く切った防火帯が現れました。
松山に単身赴任していた頃だから昭和60年頃だったと思います。
松山に向かう早朝、山火事が海岸線の国道に迫って真っ赤だったのを覚えています。
その時の山火事対策なのでしょう。

金見山山頂(595m)

金見山を下り途中の急坂で三島方面を展望できました。
田野々から伸びてきた山道と交差する場所に巨木が3本ありました。
幹を見ると桜だと思うのだけどちょとスマート過ぎますね。

大谷山を望む。左に伸びている稜線が余木崎に続いているのか?
広い防火帯は大谷山山頂まで続いていました。

  
県道と交差した。入り口には大谷山遊歩道の立派な御影石の指標
途中、2カ所の休憩所に丸テーブル、山頂に四角いテーブル、山頂まで続く石の階段も御影石だった。
自治会が管理している山道にしてはリッチすぎませんか?
大谷山山頂(507m)
山頂には阿讃縦走コースの指標「余木崎」と書かれてありました。

縦走路が細くなって、しばらく指標も見ていません。
チャンと稜線に乗っているからルートは間違えていない筈だと思うのだけど不安になります。
間近に県境近くの海岸線が見えるようになって来ました。
大谷山から下ったと思ったら登り、登ったと思ったら下り
アップダウンを繰り返して300mの標高をキープしたままです。

高速 鳥越トンネルの上辺りです。
滑り止めのネット、急斜面の下りは威力抜群です。
しかし、所詮2㎜程度の樹脂網なので破れてなくなっている箇所があり信用できません。

緩い稜線を進むと漸く最後の下りです。
左右に分かれた尾根を左に少し下ると余木崎に向かっていないことに気づきました。
余木崎に続く尾根はチョット付きだした急斜面
正しいルートに戻る途中、赤いツツジが咲いていた。
やっぱり、この冬の暖かさは異常ですね。。

JRのトンネル手前まで下ってきた。
シイタケの原木があって猪を捕獲檻が設置されている場所
猪の捕獲檻と言えば、昨日家の近くに置かれた檻に犬が掛かりました。
降りてくる柵に首を挟まれてワンワンと泣き叫んでうるさい。
可哀想なので柵を開けてやったが檻から出ようとしない。
檻に掛かっていた認可札の電話番号に電話すると
「直ぐに行きます」と言われたがなかなか来ない・・・・1時間近く待ってやっとやって来た。
「何の相談も無しに家の近くに置いて、どういうことなのか?撤去してくれ」と文句を言ったら
「ワシに言われても・・・・」と歯切れが悪い
仕方ないので町の担当者に来てもらい説明して捕獲檻の撤去をお願いした。
猪の被害があって設置するのは理解できるが民家から見える場所に設置するもんじゃないだろう。
そう、設置するならこんな場所でしょう。山から帰ると捕獲檻は撤去してあって一件落着です。

左に折れて川之江側に向かって下る道があったが縦走路は真っ直ぐヤブの中に続いている。
縦走にポリシーがあるわけじゃないからここから下ってもいいのだが
まだ、『45.6』の三角点が拾えていない・・・・縦走路を直進することにしました。
阿讃縦走コースの指標がシダの中へ導こうとしています。
背丈ほどあるシダのジャングルを掻き分けて奇跡的に「余木崎」三角点を発見しました。
引き返すのは面倒なので雑木の斜面を下ってローソンから対面の国道に出ました。

最後、小山の稜線は私有地で「立ち入りを遠慮してください」だった。
ローソンの駐車場から回り込んでゼログランド余木崎の先端に到達しました。
大滝山から刻んできた阿讃縦走路の西ルートが漸く終りを向かえました。
東ルート?まだ何にも考えていません。

  
遡行距離12.8km 標高差595m
 
    曼陀峠(520m)-金見山(595m)-大谷山(507m)-余木崎(0m)