高 城 山
四国の渓流釣り

四国の山歩き

2015/10/30 晴れ

登山口(12:45)-高城山(13:45)-気象レーダー(14:00)-緩尾根14:10)
-剣山スーパー林道(14:50)-登山口(15:15)

尾根伝いに見事な森が広がる。

高城山の登山口から登りはじめると尾根伝いに山頂まで見事な森が広がる。
ファガスの森へと続く稜線も同じような感じ
どうせなら、ファガスの森に車を止めて稜線歩いてくればよかった。
本日、2つめの山で疲れ気味・・・・標高差87mの小ピークを気にしてのことだが
ムチャクチャ勿体無いことをしてしまった。

葉を落として寂しくなった広葉樹に混じって太いモミ、ツガ系の針葉樹が林立する。
大きく枝を広げたブナも大スキですが太い幹で真っ直ぐ伸びる針葉樹も良いですね。
太い幹に抱きつくと生きてゆくパワーをもらえそうです。

登山道は稜線歩きです。
細い尾根の下が垂直に大きくザレている。この下は穴吹川 川原谷の最源流です。
この大ザレは古い地図にも載っているから崩落は止まっているのか?
木に掴まって覗き込むと、いま立っている痩せ尾根に向かってオーバーハング気味です。
あまり気持ちが良いものでないのでサッサ通りすぎます。

ブナの大木が横たわいます。
倒れても存在感を漂わせている。

高城山山頂(1628m)
山頂は大展望が広がり屏風絵みたいに山々が重なっています。
付近の斜面は所狭しと大ブナだらけでした。
これだけ沢山あると殺風景でブナ対しての感動が薄れます。
でも、葉を付けて立っていると圧倒されるのでしょうね。

直ぐ東にある気象レーダーに向かう。
気象レーダーがあるピークの方が5mほど標高が高くなっています。
「今日は笹を見ないなぁ」なんて思っていたら
葉が細く背の低い笹原が現れました。
緩尾根に続く笹原と大ブナのベストマッチ
できるだけ時間を掛けゆっくりと歩きたい場所です。
笹の斜面を下ってきました。
良い風景です。

鹿のヌタ場でしょうか?
スーパー林道を走っている途中、十数頭の鹿を見かけました。
こんな素晴らしい樹木があるのに食害が心配されます。

小ピークを越えた先も自然林がゆったりと広がる気持ちが良い空間です。
スーパー林道へのショートカットを欲張って最後の最後、際どい場所に降りてきました。
山頂から見ると尾根は張りだして、谷は切り込んでいます。
その差が大きいところなら、尾根と谷を使い分けて安全に下ることができるのですが・・・・。

山頂の紅葉は終わってしまいましたが
剣山スーパー林道沿いの紅葉は真っ盛りでした。
残念ながら気象レーダーと風の広場まで通行止めです。

遡行距離5.5km 標高差280m
  登山口-高城山(1627m) -気象レーダー-緩尾根-剣山スーパー林道-登山口