写真で語るフォトブログ

   CPLフィルターで滝を撮る


 

OM-1のライブNDを使うようになってから滝撮影でNDフィルターや三脚をカメラに装着する煩わしさがなくなったのをいいことにCPLフィルターを使いはじめました。
 
CPLフィルターとは
レンズの前に付けるフィルターで目に見えない細かなスリットが刻まれた偏光膜を回転させ角度を変えることで反射光を抑えることができます。
CPLの効果
  ・反射光を抑える
  ・色を鮮やかにできる
  ・立体感(コントラスト)を強調できる  

【No157-1】  LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm  F:2.8 S:1/100sec ISO:200
CPLフィルターで反射光を抑えることで空は青く、花桃のピンクと白、地面の緑が鮮やかになり夫々色の境界線が強調された写真になります。


【No157-2】  LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm  F:5.6 S:1.3sec ISO:100
 
【No157-3】  LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm  F:3.3 S:1/3sec ISO:250
撮影した時期と画角が異なりますが上がCPL無し、下がCPL有りです。
水面の反射が抑えられ淵底が見えるようになりました。

【No157-4】  LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm  F:3.0 S:1/3sec ISO:200

【No157-5】  LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm  F:4.0 S:1/3sec ISO:200

【No1577-6】  LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm  F:7.1 S:2.5sec ISO:200
CPLフィルターを使った滝の写真
水面の反射が抑えられ淵底の表情を表現できます。緑の写りこみは反射光なのでCPL効果をマックスにすると水の色が透明になることがあるのでCPL効果をマックス手前にします。なのでCPLは反射光を抑えるのではなく反射光を調整するのが正しい使い方です。

【No157-6】  LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm  F:20 S:1/3sec ISO:200
虹は反射光なのでCPL効果をミニマムにすればCPL無し状態より見かけ上の反射を増やすことができるので虹の輪郭がハッキリさせることができます。
 
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【No157-5】  LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm  F:4.0 S:1/3sec ISO:200
魔法のようなCPLフィルター、ついついレンズに付けっぱなしになりがちですがスリットで減光され露出が2段分暗くなるのでシャッタースピードが遅くなったりISOを上げることになるので適時に使うのがいいと思います。