御在所山 異界に続く石階段
四国の渓流釣り

四国の山歩き     2023/11/21  晴れ  モバイルサイトはコチラから
2年ぶりの四国百名山カウントダウン
オフトレで山歩きをはじめた頃はどの山に登ればいいのか分からなくて四国百名山が登る山の指針となっていた。山歩きの数を重ねる内に四国百名山をコンプリートすることが目標になった時期もあったが、残り30座を切った頃からもう一度見てみたい景色や登りたいと思う山を優先するようになった。

御在所山は標高1000mソコソコで四国百名山の中でも目立たないい山です。
鳥居前広場の写真に惹かれた。
GoogleEathを見ると広場を取り囲むように湾曲した道が付いているのが、これまた気に入った。
そして、惹かれた写真に写っていたイチョウが色付く頃だと重い腰を上げるには十分な動機だった。
Google Earthによる3D遡行図

遡行データ
日時:2023/11/21/ 8:20~11:40
 標高差:350m
 遡行距離:2.2km 
Start
 鳥居前広場登山口(730m) ⇒8:20
 展望所(900m) ⇒9:00
 韮生山祇神社(1060m) ⇒10:20
 御在所山(1079m) ⇒10:25
 鳥居前広場登山口 ⇒11:40
Goal
遡行地図

国土地理院web地図

登山口までの地図

アンパンマンミュージアムから
地図では道が途切れていますが韮生山祇神社鳥居まで続いています。


御在所の名が示す通り平家伝説の山
山頂の韮生山祇神社には安徳天皇と平教盛(清盛の弟)が祀られている。
教盛が宰相だったため御宰相山が御在所山に変化した説もある。
 
イチョウが綺麗です。
鳥居の奥に急な石階段が控えている。鳥居の元に飾られた樒に生気があったのと低めの注連縄から垂れた御幣を躱し頭を垂れたことで神妙な思いを持って鳥居を潜った。
石階段の参道には周囲の杉とは全く異なる巨木杉が両脇を固めている。
邪気を払い神前を守護する狛犬が登場した。
狛犬は拝殿に向かって右側に口を開けている「阿(あ)形」、左側に口を閉じている「吽(うん)形」が構え、これが対になって『阿吽』になることを知っていますか? 宇宙の最初と最後を意味しているそうです。
木の根っ子が地を這う蛇に見えたり、残った倒木が突然現れた人に見えたり・・・・
石に竜の彫り物があると思って近付くと木の葉っぱの影だった。
異界に足を踏み入れたのか?
霊的なことなど無縁の俺がワザワしてきたぞ
天気が良くてよかった・・・・薄暗い森だったら異界へ迷い込みそうだ。
四方、八方、十六方、三十二方、六十四方に枝を張った杉の巨木
天然の杉は威厳があって格好いいなぁ
夫婦松とあるが一方が倒れていた。
倒れたのは夫か妻なのか?現在の時世なら自ずと分かりそうなものである。
水場まで来たが水は流れていなかった。
大石の奥を覗き込むと薄暗い中に石仏が祀られていた。
山頂との中間地点にある展望所
物部川と高知市街、土佐湾まで展望できます。
流石に太平洋、空と海の境がわかりません。


尻見坂
名前の通り、前の人のお尻を見ながら登る急斜面
看板の辺りは序の口で2、3分登ると反り返った壁のような石段でロープが2本垂れていました。

参道の幅は3m弱
石を横に並べ、両サイドも石で縁取り、段と段の間にも石が敷き詰められています。
急な登りには必ず石段あります・・・・参道の7割が急な登りだと思います。
これが標高差350mの韮生山祇神社まで続くのだから石段作りにはとんでもない労力必が必要だった。
信仰の力なのでしょうね。
入山安全祈願所
安全を祈願しなければ山頂まで辿り着けないと言うことなのか?
またしても狛犬
対の石仏が置かれ奥に延びる参道に向かい大木の影がなんとも・・・・
神聖な領域が近付いてています。
石仏群が並ぶミニ八十八箇所
天気が良くてよかったって感じです。
韮生山祇神社に着きました。
神社の拝殿は南北方向に建てられるのが一般的のようですが韮生山祇神社の拝殿は安徳天皇・平教盛のお墓があるとされる高坂山に向いているとか・・・・
御在所山山頂(1079m)
韮生山祇神社の拝殿の裏に三等三角点『御在所山』が山頂です。
山頂を奥に進み開けたところに展望所があって剣山系オールスターズが一望できます。
これだけ揃れば凄い眺めやね
韮生山祇神社の異界感が支配的でしたがここに来てやっと山歩きらしい雰囲気になった。

御在所山が午前中に終わったので近くの轟の滝を見に行きました。
写真で語るフォトブログ
    『轟の滝