四国の山歩き 写真集

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阿讃縦走路

四国百名山の地図

 

  阿讃縦走路


四国の渓流釣り

阿讃縦走コース


青ライン⇒除外
 阿波(徳島県)と讃岐(香川県)県境にある山々の連なりを阿讃山脈と呼んでいます。徳島と香川の県境は西部の観音寺市と三好市の境にある三角点『海老済(えびすくい)』で途切れますが山脈は続いており愛媛と香川の県境に変わっても阿讃山脈と呼ばれています。
 阿讃縦走路とは燧灘の余木崎から播磨灘の長浜までの香川の県境の稜線を辿るルートです。最も標高の高い山が竜王山の1059mなので森林限界に達せず植生が豊で稜線は雑木や植林に覆われて景色の展望が利きません。また、標高は高くないから軽い気持ちで登りはじめたらアップダウンの多さに苦しめられます。しかし、整備された山道とタダの県境でしかない山道、短い区間ですが舗装道が混在するので山歩きのトレーニングとしては面白い縦走路になっています。また、ふるさとの山を時間をかけて歩いてみれば、歴史、地理、自然環境などを改めて知ることができる魅力があります。

YouTube動画『GoogleEarthで辿る 阿讃縦走路の旅

阿讃縦走路 写真
余木崎 西のゼログランド 海老済  徳島・香川・愛媛県境交差
曼荼峠 雲辺寺山(四国百名山)
中蓮寺峰・若狭峰 仲南分岐
猪ノ鼻峠 東山峠
大川山(四国百名山) 竜王山(四国百名山)
大滝山(四国百名山)
東大樽  鵜峠(うのたお) 
天井山 大山
鉢伏山 龍王山分岐
大坂峠 長浜 東のゼログランド
県境杭 阿讃縦走コース指標 (東かがわ) 
 阿讃縦走コース指標  一等三角点(登尾山)
一等三角点(竜王山) 一等三角点(大山)


 阿讃縦走 要約

大川山-竜王山 阿讃縦走(14/11/27)  22.8km(支援)
 マップ地図⇒  大川山  竜王山
 
大川山から竜王山まで香川の標高1位と2位を縦走ルートです。
遡行距離が23kmと長いが苦しめられるのはアップダウンの多さ
標高差50m以上のアップダウンが15以上あります。
滝ノ奥辺り縦走路がよく分からず一旦、車道に下り
土器川源流碑がある県道の峠を通りすぎて阿讃縦走に路復帰しました。

猪ノ鼻峠-仲南分岐 阿讃縦走(15/01/19)  12.9km(ピストン)
 マップ地図⇒ 猪ノ鼻峠  仲南分岐
 
猪ノ鼻峠から二軒茶屋を経て仲南分岐から尾瀬山方面に下りました。
阿讃縦走を念頭に置くなら東山峠に下った方が次の縦走につながり効率的です。
この頃は「阿讃縦走」するという意識がなかった。

竜王山-大滝山 阿讃縦走(15/12/22)  13.6km(支援)
 マップ地図⇒  竜王山  大滝山
 
竜王山から相栗峠を経て大滝山から大生登山口に下山するルート
大滝山の稜線には香川で唯一残されたブナ並木に感動しました。
相栗峠から大滝山に向かうと、笑うしかない標高差150mの四国3大急登があります。
大滝山から中間遊歩道を辿ると渓筋にブナの原生林を見ることができます。

雲辺寺山-中蓮寺峰 阿讃縦走(15/12/25)  25.9km(周回)
マップ地図⇒ 雲辺寺山  中蓮寺峰 
 
栗井ダム横の四国のみちから雲辺寺山に進み中蓮寺峰に至るルート
中蓮寺峰を下って栗井ダムまで結構長い舗装路を歩かされます。
距離配分を考えるなら雲辺寺山-六地蔵峠・六地蔵峠-猪ノ鼻峠がいいでしょう。

仲南分岐-大川山 阿讃縦走(15/12/28)  19.1km(ピストン)
マップ地図⇒ 仲南分岐   大川山 
 
東山峠から大川山に至るルート
東山峠まで戻って、まだ未踏の仲南分岐までをピストンしました。
東山峠から仲南分岐までは、結構の急登で長かった。

猪ノ鼻峠-中蓮寺峰 阿讃縦走(15/12/31)  4.5km(周回)
マップ地図⇒ 猪ノ鼻峠  中蓮寺峰  
 
猪ノ鼻峠から中蓮寺峰までのルート
猪ノ鼻峠-中蓮寺は車で走ることができます。
猪ノ鼻峠-若狭峰までの稜線ルートは殆ど人が歩いていないフカフカの落ち葉道です。

曼陀峠-雲辺寺山 阿讃縦走(16/01/07)  16.5km(ピストン)
  マップ地図⇒ 曼陀峠  雲辺寺山
 
曼荼羅峠から雲辺寺山まで至るルート 
曼陀峠から稜線分岐まで阿讃縦走路は舗装路歩きとなり阿讃縦走らしさがありません。
曼陀峠まで戻って来て愛媛・徳島・香川の県境がある海老済まで行ってきました。
徳島・香川の県境はここまでになりますが阿讃縦走路は西に続いています。

曼陀峠-余木崎 阿讃縦走(16/01/11) 12.8km(支援)
 マップ地図⇒ 余木崎 曼陀峠
 
曼陀峠から西のゼログランド余木崎までのルート
大谷山から鳥越トンネルまではキツイアップダウンがあります。
縦走路は、高速の鳥越トンネルを越えて緩尾根まで明確ですが、
そこから余木崎に向かっての下りは植林との境が不明確な急斜面になります。
45.6余木崎の三角点辺りはシダのジャングルです。
三角点を無視するなら川之江側に続く道を下った方が得策だと思います。

中山峠-大滝山 阿讃縦走(16/11/11) 30.5km(自転車周回)
 マップ地図⇒ 中山峠 大滝山
中山峠から大滝山・城ヶ丸のルート
阿讃縦走の時期には少し早かったのですが大滝山のブナ紅葉が目当てです。
大早山までが急登、大早山から大滝山までは一旦下りアップダウンを繰り返しながらの登りです。
ブナの紅葉は最盛期でとても綺麗でした。
復路は大滝山山頂からデポしておいた自転車で下りました。
下りは快適、夏子ダムから中山峠まで大した登りじゃないのに足が悲鳴をあげました。

東大樽-天井山 阿讃縦走(17/1/7) 23.6km(支援)
 マップ地図⇒ 東大樽 天井山
東大樽から天井山を縦走千足ダムに下るルート
当初659で区切り、2回に分ける計画でしたがお迎え支援してくださる奇特な方があり
天井山まで2区間分の長距離縦走が可能になりました。
県境の道は幅が広く(2~3m)稜線に乗ってしまえば道迷いの心配はありません。
この区間もアップダウンが激しく、傾斜角30°を越えるような急坂が何カ所かあり堪えます。

天井山-龍王山分岐 阿讃縦走(17/1/12) 27.3km(周回)
 マップ地図⇒ 天井山  龍王山分岐
天井山から龍王山分岐を縦走して龍王山・ビク山を拾って小路池に下るルート
縦走路は14km(GPS)だが川股からの取付路、撤退路が長く縦走の難しいところだ。
傾斜角30°以上は大山越の西側のみ、阿讃縦走路にしては比較的平らな部分が多い
阿讃縦走を主たる目的にするならビク山は諦めて龍王山から鉄塔巡視路を使った方がいいだろう
龍王山⇒ビク山⇒川股の途中までは、酷い薮漕ぎを強いられる。

龍王山分岐-長浜 阿讃縦走(17/1/18) 9.9km(周回)
 マップ地図⇒ 龍王山分岐  長浜
龍王山分岐から東のゼログランド長浜を目指すルート
龍王山分岐へのアプローチは四国のみち『山里のみち』を使い
大崎峠展望所・あせび公園を経て龍王山分岐から長浜に下る。
シダの密集による薮漕ぎがR11付近でありますが
播磨灘を眺めながら下るルートは阿讃縦走路の中で最も眺望に恵まれます。

 阿讃縦走を振り返る

 2年前、渓流釣りのオフトレとしてはじまった『大川山-竜王山』『猪ノ鼻峠-仲南分岐』、この頃は阿讃縦走を完走する思いはなかった。

 次のオフトレシーズン 『竜王山-大滝山』、『雲辺寺-中蓮寺峰』 この頃は四国百名山を登るのが主たる目的だった。『東山峠-大川山』をピストンで戻り『仲南分岐』までをカバー、続いて『猪ノ鼻峠-中蓮寺峰』をカバーして縦走路をつなげる喜びを知って西のゼログランド『余木崎』を意識するようになり阿讃縦走の西ルート『雲辺寺-曼陀峠-余木先』をつなげた。

 今オフトレシーズン阿讃縦走東ルートに向かう。
 早々に『中山峠-大滝山』をつなげたが後が続かない。障害となったのが、中山峠からの川県境区間をどうするかだった。たぶん、川中は歩けないから県境と離れた車道歩きになる。大凡の軌跡をつなぐことしか意味の無いことだと判断して『中山峠-東大樽』の区間を阿讃縦走から除外した。縦走路全体から見れば価値が下がってしまうこともあるだろが自身は納得済み。いずれ歩く機会があるかも知れない。歩きはじめれば勢いで、3回の分けて1/18に東のゼログランド『長浜』に到達して完走となった。

 縦走路をつなげる難しさは、取付路と撤退路をどうするかだ。
 ピストンは進む距離は半分になり、復路が下りとは限らないのでスピードが上がらない。
 周回は距離が長くなりがちになる。下りと平坦な道があるなら自転車が有効
 誰かを巻き込んで車to車がベストだが日程と価値観が合わないと苦しい。 

  
全遡行距離約120km 最大標高差1057m(竜王山)
  17/1/18現在 約110km(完走しました)
 
   余木崎(11.0km)曼陀峠(5.5km)雲辺寺山(8.0km)中蓮寺峰(4.5km)
    猪ノ鼻峠(8.0km)仲南分岐(9.0km)大川山(17.0km)竜王山(9.0km)
    大滝山(11.0km)中山峠-東大樽(12.0km)天井山(12.0km)龍王山分岐(3.0km)長浜

  車道区間(県境が川にある区間)
     中山峠(10.0km)東大樽は除外(青ライン

 ※距離数は電子地図からの概算測定値です。
  実際歩くと直線ではないため1~3割長くなると思います。


    ⇒⇒⇒阿讃縦走路 東ルートを考える