渓の道具箱  渓流釣りカメラ

   源流釣り メインレンズ


四国の渓流釣り

 


山歩きカメラのレンズは超広角ズームのLUMIX G VARIO 7-14mmオンリーだった。
フレアー出まくり余分なものが入りまくりだし、普通に撮れば面白みがない写真になりますが構図を煽ってパースが決まると写真の腕が上がったと錯覚するような写真が撮れるチョット癖があるレンズです。
源流に持ち込むには滝のスローシャッターに使うNDフィルターが取り付けできない出目金レンズなのでLEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mmに変えました。
ワイト端が7㎜⇒8㎜、たった1㎜(35㎜換算だと2㎜)の違いですがこの辺りの画角では大きな差になります。パースを効かせても少し大人しい印象の写真になります。

源流遡行の荷物に余裕があれば標準ズームLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmを交換レンズとして持って行くこともありましたがNDフィルター径をVARIO-ELMARIT 8-18mmに合わせているのでステップアップリングを噛まして取り付けるのが面倒で滝のスローシャッターは広角ズーム、その他は標準ズームに分けて撮影するようにしていましたが常に交換レンズを持ち歩くには体力的に厳しい源流釣りなので広角ズーム VARIO-ELMARIT 8-18mmがメインのレンズになっていました。


転機はカメラをOM-1に変えたこと
ライブNDを使えばNDフィルターは使わないのでフィルター径を考えなくて済むようになりました。三脚を使わない自由なアングルは滝を撮影するときに広角ズームを使わなくてもいいし、標準ズームの望遠側で背景をぼかしたり風景を切り取る楽しさ覚えた広角馬鹿が望遠ズームに目覚めてしまったことで源流釣りのメインレンズは標準ズームLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmになりました。
 
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F:2.8-4.0
35㎜換算24㎜~120㎜ 広角から中望遠までをカバーする5倍ズームです。
5倍ズームでありながらΦ68.4㎜×86㎜ 320gはマイクロフォーサスの恩恵です。フルサイズもミラーレスになりカメラサイズはコンパクトになりつつあるがレンズシステムを含めたらマイクロフォーサスに分があります。
ボケは得意ではありませんが絞り値以外のボケる条件を整えればソコソコいい感じのボケになります。
 
手振れ補正はDual I.S.2に対応していますがOMシステムのカメラとの互換がないのでPowerOISのSWをOFFにします。しかし、OM-1は6.5段分の手振れ補正をカメラに内蔵しているので滝のスローシャッターを撮るには手持ちで十分撮影出来ます。
 
撮影可能距離が W端⇒20cm T端⇒24cm メチャ寄れるので撮影倍率が0.3倍(35㎜換算0.6倍)となりマクロレンズを使わなくてもハーフマクロ的な写真が撮れます。

LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F:2.8-4.0
サンプル写真
NDフィルターがない分ハイライトの彩度が劣化しない。
NDフィルタを取り付け三脚をセットしていたのでは
刻々と変化する良い光を逃してしまう。
滝を巻きながら俯瞰する
不自由な足場で自由なアングル
大淵は水面に近いローアングルを好む傾向
カメラとレンズの取り回しの良さに助けられることが多い
源流アマゴの厳つい顔にピントを合わせる
これくらいのボケ感でいいと思います。
源流のの風景
望遠側を開放にすれば品の良い玉ボケができます。
釣り帰り、夕暮れ迫る道端に咲いたサクラです。
前ボケと背景ボケ 柔らかい感じに仕上げてみました。
大ブナの黄葉
山歩きでもこのレンズがメインになりました。
天空の鳥居の日没
外灯の灯りと日没後に残る海のグラデーションを受け止める。