渓の道具箱  渓流釣りカメラ

   源流釣り 三脚の紹介


四国の渓流釣り

 


源流釣り・山歩きに持って行く三脚は軽量さとコンパクト性を重要視しています。 
軽さと安定性は相反するところがあって三脚選びはなかなか悩ましいです。
このページでは現在使っている三脚の紹介をしています。
渓や山で使う三脚選びの参考になれば幸いです。


DIY 合体改造ミニ三脚
Ulanziのミニ三脚は自由雲台と3段伸縮が付いてコストパフォーマンスに優れているのですが伸縮部分のカバーが縮まないので凹凸がある場所に三脚を立てようとするとカバーが邪魔になります。一方ショーティもどきのミニ三脚は伸縮部分は縮むのですがGoProマウント専用なので水平調整ができません。
DIYで 三脚部分はセンターが伸び縮みするショーティもどき+雲台はUlanziに合体改造しました。
GoProはUlanziのGo-Quick2アダプター(受け側1/4ネジ)でマウントします。ピークデザインのPOVキットにもGo-Quick2アダプターを装着したのでGoProの着脱がワンタッチでスムーズに行えるようになりました。

GoProサイズのアクションカメラならこの手のミニ三脚で十分撮影することができます。
大事なのはフィッシングベストに収まるコンパクトなサイズとサッと取り出せて素早く撮影出来ることです。

Manfrotto MTPIXIEVO ミニ三脚

Manfrotto MTPIXIEVO ミニ三脚
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自由雲台、角度調節2段、高さ調節5段とミニ三脚の割に多機能です。
耐荷重が2.5kgで開脚が広いのでミラーレスに標準ズームくらいなら余裕で安定します。デザイン先行のミニ三脚のように見えますが重要な部分は金属、使いやすさを配慮した形状が施され、マンフロットがミニ三脚を造ればこうなるのだと感心させられます。サイズ感が微妙でフィッシングベストにギリギリ収まりますが嵩張るので渓流には持って行かず、もっぱら卓上三脚として使用しています。

誕生日に貰いました。こんなことなら欲張らずに1サイズ下のEVO無しをリクエストしておけば良かったと後悔しています。

ベルボンのウルトラミニ453 卓上三脚

ベルボン ウルトラミニ453
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自由雲台、角度調節3段、高さ調節5段と多機能です。ベルボン独自の脚先端を握ってひねるだけで、全段を一気に固定・解除することがでるウルトラロック機構でスピーディなセッティングが可能で快感です。縮長が225㎜とザックに収まるサイズ、滝のスローシャッター撮影はこの三脚を使っています。
ミニなのに重さが800g近くあって結構な荷物になりますが逆にこの重さが無いと流れのある水の中に安心して三脚を立てられません。最大伸長が600㎜少々と短いので伸長の足らずは自撮り棒でカバーしようと考えていましたが安定性が悪くなるのとカメラの取り付けが面倒で殆ど使っていません。滝の撮影は600㎜あればなんとかなるものです。

6年間、渓流以外でも酷使していますが今のところ何の問題もない優れた逸品です。

ベルボン UT-3AR  トラベル三脚

ベルボン UT-3AR
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全高が1355㎜でありながら縮長295㎜ 重量786g トラベル三脚のなかでも最小クラスのコンパクトさです。ここまでコンパクトなサイズになれば細い脚にしなりがあるとか操作摘まみがが小さく回しづらいなど三脚性能を切り詰めた設計になっていますが、他の荷物と共に担ぎ長い距離を歩く源流釣りや山歩きににとって三脚の軽さは他の機能を犠牲にしても正義だと思います。
トラベル三脚は収納時の長さを短くするために脚を180度折りたたむ仕様になっていますがセッティングの展開が面倒で時間が掛かるためUT-3AR を展開したままザックのサイドポケットに固定するのが常です。

OM-1のライブNDで滝のスローシャッター撮影に三脚が必要なくなりましたが、まだ三脚を使うシーンは残っています。ザックの中身が増えウルトラミニ453を収納するペースが圧迫されるようになったこととサイドポケットに入れた方が取り出しやすいなどの理由があって源流釣行・山歩きの三脚はUT-3ARに変更しました。
源流釣行・山歩きで三脚を使うシーンは残っています。
・夜明け前の星空撮影やタイムラプス
・360度カメラのザック固定や置きカメラ

Neewer N284-G0 中華製多機能三脚

Neewer N284-G0
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中華製ってどうなのかと思っていましたが俯瞰撮影までできるのに低価格が魅力でした。一度、脚内部のスライド部品が詰まり収納出来ないトラブルが発生しましたがアマゾン経由で交渉し海外から部品を送って貰い無事修理することができました。交換可能期限は可なり過ぎていましたが顧客の立場に立ったCS対応に中華メーカも変わりつつあるのだと感じた次第です。
俯瞰撮影と長い望遠レンズの撮影に使っています。
高級感はありませんが造りはしっかりしています。 細部の精度や耐久性を詰めユーザー視線の設計ができるようになれば日本メーカーは太刀打ちできないかも知れません。

Ulanzi&COMAN Zero Y カーボン三脚

Ulanzi&COMAN Zero Y
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メインのカメラがOM-1になってから三脚を使うシーンが減りました。撮影の機動性は上がりましたが手持ちだと水平が微妙にズレたり四隅が雑になったりします。後で修正すればいい的な考え方もありますが構図を決めるところからキッチリ追い込んだ写真を撮りたいと思うようになりました。Neewer N284-G0で対応しようと思いましたが2Kg以上の重量なので長続きしない予感しかしません。

手軽に持ち運べてしっかりした三脚が欲しい・・・・。

ピークデザインのトラベル トライポッドに似ていると話題のUlanzi&COMAN Zero Y
似ているだけならそこで終わってしまうのですが発売から2年経ったトライポッドで使い辛かった幾つかの指摘ポイントを改良して値段が1/3なのだからUlanziの本気を感じることができる三脚です。(デザインの格好良さは本家のピークデザインに分があります。)
優れたところ①
センターポールを三角にして3本の丸脚との隙間を詰め脚の太さを確保しつつ幅方向をスリムに仕上げられています。
優れたところ② 
自由雲台は便利ですが力加減によって動きすぎてなかなか構図が決まらないことがあります。場合によってはカメラの自重が急速に動くことによって三脚の重心バランスが崩れ三脚が転倒しそうになった経験が何度もあります。Zero Yの自由雲台は初期状態で全周囲20度しか傾かないので先述したトラブルが発生しません。もう少し傾けたい時や縦構図にする場合はセンターポールを伸ばせば傾く角度を大きくすることができます。
優れたところ③
レバーロックのメンテナンス性を考慮して締め付け工具を収納しています。

自重1.1kg 縮長423㎜ ギリギリ源流釣り、山歩きに担いで行けるサイズです。
ただ、UT-3ARとの300gの差が大きいのと撮影しやすいように手を加えている部分があるので当分の間は現状維持になります。